林業と共に田舎暮らしを
将来林業に従事して木々を伐採しながら田舎暮らしもいいですよね。
ただ、実際林業就業するにはどんなことをすればいいのかわからなかったり。。
今回は林業を始めるための方法やそれにまつわる補助金制度等についてご紹介します。
林業とは
経済的利用を目的として樹木を伐採し林産物を生産する産業。
木材を生産するために植林や間伐、枝打ち、下草刈りなど林木の育成、管理を行う。管理されていない場所の広葉樹の森林などでも樹木を伐採し林産物を生産します。
また広い味でと、その産業活動に付随して、森林の造成、保全、利用に関わる活動全般、森林の林産物生産育成を始めとして、 国土の保全、水源かん養、生物多様性維持などの森林の持つ公益的機能を保持する役割など、森林樹木の利用及び維持のための仕事などが広い意味で林業と呼ばれることもあります。
今回は狭義の意味での「林業就職」についてご紹介します。
林業を学ぶ方法
まずは就業に向けて林業について、林業就業に向けたスキル習得がマストです。
はじめにここを抑えていきましょう。
・林業就業支援講習
林業への就職を希望する方に対して、事前に林業に関する十分な情報と知識を付与する講習(林業就業支援講習)を実施するとともに、就職相談等の支援を行います。
併せて就職先となる林業事業体の雇用管理の改善を支援する事業(雇用管理研修会や巡回相談等)を一体的に行うことにより、林業の新規就業の促進と職場定着を図り、林業労働力の確保に資することを目的としています。
1日コース
林業の現状や業界・仕事内容の説明の他、就職相談や山村での生活について、講習会を実施しています。林業の仕事を詳しく知りたい方、林業への就職に関する不安やお悩みをお持ちの方におすすめです。
5日コース
林業に関する基礎知識講習、労働安全基礎知識講習、林業現場の体験研修、林業関係移設等見学、林業就業・生活相談を行っています。より詳細な内容を知りたい方におすすめです。
20日コース
5日コースの内容に加え、チェーンソーの基本操作等安全衛生講習、林業作業の実施講習、林業関係施設等見学を行います。ここでは機械操作の資格習得を行うことができるのでより実際の就業に近い体験ができます。
講習は林業に興味のある方だと誰でも受けることができます。受講料は無料。
ただ、現地への交通費や宿泊費等は自分で支払う必要があります。
就職後のスキルアップの方法
いざ林業就業後もスキルアップが必要です。機械を使用できるようになったり、さらに森林に対する理解を深めていったりすることが重要です。就業しつつスキルアップする方法として緑の雇用制度があります。
緑の雇用制度
林野庁が行っている制度。林業を担う人材の確保・育成に向けて、「緑の雇用」事業を通じた新規就業者の確保・育成や林業への就業前の青年に対する給付金の支給等を行うとともに、現場技能者のキャリア形成を支援し、人材育成を行っています。
具体的には就業ガイダンスや多技能化研修、短期研修を行っている制度です。
研修内容は以下の通りです。
制度を受けるには
①ガイダンスや林業体験・林業講習会等を受講する。
②ハローワークや各都道府県の林業労働力確保支援センター等を通じて対象の林業経営体に就業する。
対象者
林業に必要な技能を身につける必要がある方(フォレストワーカーの場合、林業就業経験が2年未満)
研修修了後、5年以上就業できる年齢である方(概ね60歳未満)
林業に必要な健康状態の方
詳細内容は各自治体によって異なります。希望する地域の林業就業支援センター等へお問い合わせください。
ちなみに、私の住む岡山県の場合だと一度こちらへお問い合わせください。
まとめ
以上が林業を始めるための方法でした。
日本で日々暮らしていて山林にこそ親しみがあるものの、「林業」についてあまり知らないことが多いことに気づきました。
従事者・後継者不足問題が深刻だからこそ手厚い補助の多い林業。
ぜひ興味のある方はまずはお問い合わせくださいね。