10月になりキャンプシーズンも到来!肌寒い山にこもり、焚き火をするのも気持ちよさそうですよね。薪といえば桜、ナラ、ヒノキなど色々ありますがどう選んだらいいんでしょうか?
今回は意外と知らない薪の種類についてご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
薪の種類
薪は大きく木の種類に分けて2種類。針葉樹系と広葉樹系に分かれます。それぞれの特性はこちら。
針葉樹:着火しやすいため焚き火のはじめに使用することが多いが、燃焼時間が短い
広葉樹:着火しにくい欠点を持つものの燃焼時間が長く燃費がいい
針葉樹
マツをはじめとして樹液がたっぷりなので、とても燃えやすい特性を持ちます。また、後で説明する広葉樹より安く手に入るので焚き火初心者におすすめ。ホームセンターやキャンプ場などで気軽に購入することができます。
ただしよく乾燥していないと「すす」が出てしまう可能性が高いので、購入したら保存方法には気をつけましょう。
スギ
日本で昔から大量に植林されてきたスギは、手に入りやすく安価です。
軽くて柔らかいので薪割りは容易ですが、燃焼時間が短いので焚き付け用に適しています。
ヒノキ
ヒノキ風呂などでも知られる高級木材。
乾燥が早く、よく燃えます。
火持ちはスギ同様あまり良くありませんが、香りが良いので好んで使う人も多いです。
マツ
油分が多いので火付きが良く、スギやヒノキに比べると燃焼時間も若干長め。
火力も強いですが、その分ススや煙が出やすいです。
松は1年ほど雨にさらしておくと、水溶性のヤニが抜けて使いやすくなるとか。
広葉樹
ナラ、カシなど。火つきは悪いが火力が強く、長持ちする特性を持ちます。針葉樹に比べると少しお高めですが、「すす」などもあまり出ないので燻製に使用したり焚き火飯に使用すると程よい香りが料理に移り、とても美味しくなります。
ナラ
ナラの木はいわゆるドングリの木。
手に入りやすく燃焼時間が長いナラは、非常にバランスが良く、焚き火好きに最も愛されている。
カシ
カシは火持ちが抜群に良く、煙も少ないことから「薪の王様」と呼ばれています。
密度が高く硬いので薪割りは大変ですが、長時間安定して燃えてくれるので、薪ストーブにもよく使われています。
カシの木は成長と乾燥に時間がかかるので、流通が少なくお値段は高めです。
クヌギ
カシと同じく、硬く密度が高いため火持ちの良い高級な薪です。
カシに比べて成長が早いことから、昔から薪用として植林されてきたそう。
ススや煙も少なくジワジワと燃え、ほのかな香りも心地良い薪です。
必要な薪の量
薪の種類や燃やし方、また焚き火台の大きさなどにより違いがありますが、一般的に3−4人で一晩楽しむ場合は5〜10kg程度の薪の量が必要とされています。一般的にホームセンターなどで束売りされている薪は3−5kg程なので気温等を鑑みながら購入する量を考えましょう。
薪の入手方法
キャンプ場、ホームセンター等での購入はもちろん、最近では山間部の場合道の駅でも購入できます。仲介業者を挟んでいない分道の駅では比較的安く購入できますので、キャンプ地へ行く道中で食材を購入するのに合わせて薪もチェックしてみてもいいですね。
さらに上級者になると、自分で山を購入し、自伐を行いつつ薪を自分で作る方も!
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