木漏れ日が爽やかな五月中旬のことです。
地域の青壮年協議会主催で『竹でご飯を炊こう!』というアウトドア体験が催されました。竹はその辺りにいっぱいありますが、あれで、ご飯が炊けるの?竹どころか屋外で飯ごう炊飯すらしたことがない我家です。これは行くしかないでしょうと子ども2人を連れて参加してきました。
まずは、竹の飯ごう作りから始まりました。使うのはまだ青々とした生竹です。真竹か孟宗竹がサイズ的に適しているようです。
竹をのこぎりでカットします。一節分を使用するので二か所(両サイド)カットします。子どもは初めてのこぎりを使用しました。慣れない手つきですがサポートしてもらいながら何とか無事にカットできました。下の子の分はほとんど私がやりました。
次に、蓋となる部分をのみで打ち抜きます。この作業は青壮年協議会の方が手際よくやってくれました。これで竹の飯ごうは完成。
次はいよいよ炊飯開始。
出来上がった竹の飯ごうをきれいに洗い、そこに研いだ米1合と水200mlを入れます。最後に蓋をした竹筒に名前を書いて練炭をセットした網の上で加熱します。
「はじめチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」
カマドでご飯を炊くときの歌を思い出しますね。
蓋の隙間からグツグツ泡が出てきても、蓋を取ってはいけません。
30分くらいたって、あまり泡が出なくなったら火から遠ざけて10分くらい蒸らします。まだ、「赤子が泣いてもふた取るな」中ですので、はやる気持ちを抑えて待ちます。
40分後、ようやく竹飯ごうを受け取り蓋を開けました。
見事、竹筒の中にツヤっと輝く白いご飯が!ふわっと上がる湯気も気分を盛り上げます!
そして、今回のご飯のお供はカレー、ザ屋外めし!!トレーにご飯を移し、ルーをかければカレーライスの出来上がりです。
そのカレーライスの美味しかったこと。竹の飯ごうだから美味しいのか、カマドのように直火で炊くから美味しいのか、秘訣はなんだろうと考えましたが、何よりの隠し味は、屋外で汗をかき、火をおこし、お米を炊いたという、その体験だったんだと思います♪
今回初めて参加したアウトドア体験は、飯ごう炊飯をしたことがない我が家の子どもたちにとって貴重な体験になったと思います。何より屋外料理やのこぎりを使ったりなどの野外活動に疎い私のようなママでも、気軽に参加できたこと、本当にありがたかったです。子ども以上に楽しんでいたかも(笑
せっかく自然豊かなここ新見に住んでいるので、これを機にアウトドアに目覚めようかしらなんて思った次第です。