自分好みの空き家を見つけた!でも、所有者さんと直接やりとりってどうしたら良いの?!
購入する際の流れやポイントについて解説します。
新見市空き家バンクには、不動産業者が仲介している物件もあれば、仲介していない物件もあります。
もちろん不動産業者が仲介していれば、所有者と購入希望者との間に入ってくれるので、グッと手続きの手間は減り、スムーズに進むことができます。
しかし、仲介がない場合、所有者と購入希望者と個人間での契約を進めていかなければなりません。個人間で契約をするといっても、何が必要なのか、どこになにを頼めばよいのかなど、家の売買についてはわからないことだらけ。自慢じゃないですが、私もさっぱりわかりません。
さてそんな時、売る側・買う側はどんな風にすすめていけばいいのだろう、、、
ということで今回、新見市空き家情報バンクの仲介もしている市内の不動産業者「有限会社ササキ」の担当Mさんにお話を伺ってきました!
空き家を購入するまでの流れ
nami
下の資料が弊社で案内している一般的な流れです。
弊社では、物件紹介をする際に、希望地域・ご予算などを聞きながら、紹介をしています。
担当Mさん
nami
では、個人間契約の場合だと、流れ的にはどこから話をすすめていくようになるんでしょうか?また、不動産業者に依頼するようなこともあるのでしょうか?
資料でみると、購入申込からが基本的な流れになり、購入申込→決済(支払い)→登記→引渡となります。
ここでポイントとなるのが「決済(支払い)」です。現金で一括で支払われる場合は、不動産の所有権移転登記を司法書士に依頼していただければ大丈夫です。
しかし、住宅ローンを組む際は金融機関に売買契約書と重要事項説明書の提出がないと、普通受け付けてもらえません。
そこで、われわれ不動産業者の出番となります。なぜかというと、重要事項説明書は宅地建物取引士の署名捺印がないと書類としての効力をもたないからです。
その際は、お気軽にご相談くださればと思います。
担当Mさん
売却すると決めたら(所有者側)
nami
2つあります。
まず1つ目は、登記を調べておくことでしょう。
土地と建物の登記上の所有者(所有権)が誰になっているか確認が必要です。もしも、自分の名義でない場合には、売却できない場合もあります。
また、境界を調べておくことが必要です。地籍図、地積測量図等で境界が明確になっているかどうか確認できます。
所有権に関しては司法書士、境界に関しては土地家屋調査士に依頼することになります。市内には、両方の資格をお持ちの事務所もあるので合わせて頼まれると良いですよ。
2つ目は、建物状況調査(インスペクション)を利用することをオススメしています。
令和2年4月から民法が変わり、家を買った後に雨漏りやシロアリでかなり傷んでいたなどで住めなかった、、、となった場合、売主が契約不適合責任に問われる可能性があります。
これは、家に住むことが契約目的なのにそれが達成できないので契約不適合になるということで、売主さんもトラブルを避けるため進んで受けられています。
数年間空き家になっていると建物に異常が全くないとは限りませんからね。
ただ、建物状況調査は有効期間が1年なので実施するタイミングが大切です。
担当Mさん
購入すると決めたら(購入希望者)
nami
そうですね〜
場合によりますが、土地・建物価格の10%が目安となります。
- 登記費用(司法書士・不動産の評価額による)
- 収入印紙代(売買契約金額による)
- 仲介手数料(売買契約金額による、仲介業者がいる場合)
- 固定資産税(日割り、不動産の評価額、売買契約による)
などが一般的にかかってくる費用でしょうか。場合によっては、土地家屋調査士の費用、火災保険(任意ですが、加入を勧めています)などがかかってくることがあるかもしれません。
また、忘れた頃に岡山県からやってくる不動産所得税があります。軽減制度などもあるので、事前に岡山県に相談されたら良いと思います。
担当Mさん
*参考:空き家を購入する際の諸経費について「中古住宅情報センター」
nami
わかりました!では、また次の記事でお話させていただきますね。
担当Mさん
nami
「有限会社ササキ」さんのご紹介
今回ご協力頂いている有限会社ササキさんは、新見市高尾の駅前通りにお店を構えられており、
平成13年に創業し、市内の不動産・売買・賃貸など幅広く展開されています。
新見市空き家バンク掲載の物件の仲介もしていただくなど、地域密着型の不動産業者さんです。
また、空き家だけではなく賃貸アパート等たくさんの物件を扱われていますので、ぜひWEBサイトをチェックしてみてください!