「にいみに住んでみたいけど、どんなところかよくわからない。」
「にいみで田舎暮らしをしたいけど、環境を見てみないと判断できない。」
そんな悩みを抱える移住希望の方たちをサポートするため、岡山県新見市では、にいみ暮らしを体験することができる「お試し暮らし支援制度」を用意しています。
本制度は、新見市内での生活体験をするため市内指定の宿泊施設を利用すると、新見市がその宿泊代の一部を助成するという制度。
なんと一世帯一泊あたり¥2,000-で利用できちゃうんです!しかも、最大30泊まで利用することができます。
制度の詳細については前回ご紹介した記事を是非一度ご覧くださいね。
↓↓↓
新見市内指定の宿泊施設は、市内全域に全8か所あります。
温泉施設やバンガロータイプ、1棟貸切の住宅タイプなど、それぞれ違った特徴の宿泊施設があります。
ただ、制度を利用するにも、実際の施設情報は事前に知っておきたいものですよね。
ということで、それぞれの宿泊施設を連載形式で1軒1軒詳しくご紹介していきたいと思います!
さて、Vol.6はこちらになります!
哲西干子農村リゾート
お米で六次産業化!地域活性化事業に興味のある方にもオススメ
新見市哲西地区はなだらかな高原が広がる地理条件を生かした、稲作が盛んな地域です。またそのお米を使用した加工品の生産も盛んで、日本酒や米粉製造も有名です。
以前当サイトで紹介しました米粉パンの記事はこちら
近隣には国の天然記念物に指定されている鯉が窪湿原(鯉ヶ窪湿生植物群落)があり、四季折々の植物や昆虫が目を楽しませてくれます。
また中心部には、地域活性化の拠点として注目されている道の駅 鯉が窪もあります。
この道の駅。行政窓口や診療所等を集約しワンストップサービスを実現した「小さな拠点」として地域住民の核にもなっており、平成28年、全国各地の「道の駅」の模範施設として、“特定テーマ型モデル住民サービス部門 ”で国土交通省より認定を受けた施設でもあります。
当施設のある干子地区は哲西地区の最北端、標高400~500mに位置し、四方を山で囲まれた山ふところの谷間にあります。この集落を高梁川の源流となる干子川が流れ、その周辺に農家と棚田が点在し、緑や水、きれいな空気など大変自然の豊かなところです。
普段は研修活動を行う団体や、夏場避暑地として別荘替わりに利用する家族連れ等でにぎわっています。
宿泊部屋はどんな感じ?
ここは、一棟貸切りタイプとの宿泊施設となっています。
合宿・研修向けの古民家を改修した「いろりの宿」、またはファミリー向けのバンガロータイプ「ほしぞらの家」「つつじの家」が利用できます。
「いろりの宿」は名前の通り、居間の中央に風情ある囲炉裏があります。8畳・10畳の大広間(和室)に、洗面台・トイレがそれぞれ2つずつ用意され、複数家族、またはグループでの利用に適した施設となっています。
「ほしぞらの家」「つつじの家」は、ロフト付の二階建てバンガローとなっています。一階はリビングダイニングキッチンとなっていて、ここが主な生活空間となります。ご家族にはぴったりの施設と言えるでしょう。
「ほしぞらの家」一階のLDK
注意点として、全ての施設にテレビとエアコンが設置されていません(夏場は扇風機、冬場は石油ストーブが備えてあります)。ですが、標高があるので夏は涼しいですし、夜は天井まである大きな窓がテレビに代わって一番のスクリーンとなってくれるでしょう。
「ほしぞらの家」寝っ転がって星空鑑賞!
以前当サイトで紹介しました新見の星空鑑賞の記事はこちら
日常生活に必要となるものは全てそろっています。施設内には焼き肉ハウスも完備されていて管理人さんにお願いすればこちらも利用することができます。
定休日は設定されていません。チェックインやチェックアウトの時間は希望に沿ってくれますので、まずは問い合わせをしてみましょう。
焼き肉ハウス建物内。外にはピクニックテーブル&ベンチも設置されています。
滞在中の生活について
食事については、近隣に飲食店もコンビニもスーパーもないため自炊が基本となります。
買い物は、車で約20分の新見市街地または隣県の東城まで。大型スーパーマーケット、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストア等が集合しているので、必要なものは一度にまとめ買いするのが得策です。が、是非、前述した道の駅 鯉が窪にも足を運び、哲西地域の暮らしをお試しくださいね(とっても気持ちの良いドライブコースとなるでしょう!)。
施設内には洗濯機がありませんので、買い物と一緒にコインランドリーを利用し済ませるとよいでしょう。
携帯電話はau・softbankは通常通りご利用いただけます。docomoは電波障害のため利用できませんので注意が必要です。インターネット環境も未整備のため利用される方は対策が必要です。
「ほしぞらの家」バストイレ
まとめ
緑豊かな農山村地域で、就農または農作物を利用し六次産業化に挑戦したい方にお勧めの地域です。近隣にはお米をメインに六次産業化を図る企業や生産者さんが多数活動されているので、見学や体験にもってこいでしょう。道の駅を拠点とした住民主体の街づくり・地域活性化事業に興味がある方などにも向いているのではないでしょうか。
そして、この哲西地区はなだらかな高原とあって、景色が解放的!新見市の他の地域とは一味違ったリゾート感を合わせ持った地域でもあります。移住後にペンション経営、レストラン経営などのサービス業での起業をお考えの方にも一見の価値ありです。
また隣接する哲多地区ではリンドウ栽培や和牛飼育も盛んです。リンドウ栽培で就農されたい方、また畜産業を志望する方にも移動が便利でおすすめの施設となっています。
就農移住を検討されている方に制度の説明をした記事はこちらになります。
就農支援に関する詳細は新見市HPをご確認くださいね。
↓↓↓
https://www.city.niimi.okayama.jp/kurashi/kurashi_detail/index/2247.html
ニミログを運営しているnimmi(ニミー)では、移住希望者ににいみの案内を行うIJUオーダーメイドツアーを無料で行なっています。
ぜひ一度新見暮らしを体験してみませんか?