暖かくなると、どこからともなくやってくるツバメ。今年も新見にやってきております。
田舎でも都会でも、この時期になるとどこでも見受けられるツバメちゃんたち。いったいどこからやってきているのでしょう。調べてみたところ、なんと、台湾やフィリピンから遠路はるばるやってきているようです。日本はそのツバメたちの繁殖地になっているんですね。健気にエサを運ぶ親鳥と大きく口を開けてエサを求める雛たち。生命力みなぎるこの光景。みなさまも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。野生の鳥で、こんな場面が見ることができるなんて、とても不思議な鳥です。
さて、そんな人ととても距離の近いツバメですが、運良く巣作りされた家はとても縁起が良いと言われます。商家では、戸口をマメに出入りするツバメを人の出入りに例え、商売繁盛の印にするようですし、農村部でも、害虫を食べてくれる益鳥として古くから重宝されてきました。そんな所以もあり、私のまわりの人たちはツバメをとても大切にしています。
知り合いの猟師のおじさんなんて、鳥獣対策にカラスは撃ち落としながらも、巣作りする場所を誤ってビニール屋根の下に作ってしまったツバメの為に日除けを作ってあげたりと、柄にもないことをしていました(笑
ツバメの巣の下は糞で汚れるのですが、それ以上に、みなさんツバメが好きなんですよね。
その糞も、江戸時代には雑草の駆除に役立つと考えられていたようなので、本当に有益な鳥だったのでしょう。
そうそう。『ツバメが低く飛ぶと雨が降る』ということわざがありますが、あれは本当なんですよ。確かに低く飛ぶんです。
- 天気が悪くなる前に湿度が高くなる
- エサである虫の羽が湿って低空飛行になる
- それを追ってツバメも低く飛ぶ
と言う理由のようです。
新見の空は広いので、高ところも低いところも、ツバメたちは縦横無尽。ツバメたちにとっても、新見は子育てしやすい場所なんじゃないかな。
そういう我が家にも、2年前にツバメがやってきました。5羽の雛が巣立っていくのを家族で見届けたことを思い出します。さてさて我が家に福は来たのでしょうか?
家内安全。大きな事故や病気もなく、すくすくと子供達が成長していることが、その答えではないでしょうか。
またツバメが来ないかなと家族で待ちわびております。
自然豊かな新見には、ツバメ以外にもいろんな鳥が子育てに訪れます。向こう側が、ツバメのように好意的ではないので、なかなかお目にかかることができませんが。ブッポウソウなどがその代表かと思います。
姿はみえなくても、山から聞こえる鳴き声だけでも、たくさんの種類の鳥が近くにいることを感じます。ツバメやそんな鳥たちの息吹を感じつつ暮らすにいみの暮らし、、、穏やかな福きたり。
\ 合わせて読みたい /