甘みと旨味が凝縮!かんたん干し野菜レシピ

太陽の光をたくさん浴びてできる干し野菜。
甘みと旨味がギュッと凝縮!それに、簡単で美味しい!

前回、「夏野菜が豊作!食べきれない野菜をどうする?」という記事を書きました。

夏野菜が豊作!食べきれない時どうする? 〜干し野菜を作ってみた〜

野菜を干すことで得られるメリットもたくさんあり、いいことづくしだという事はご理解いただけたかと思います。
しかし、干すことにより使ったことのない食材に変わってしまったため、どうやって調理すればいいのかわからない、、、

など、次なる悩みが出てきました。実は、簡単な調理法でりっぱな献立に主食に早変わり!

実際に干した野菜別にレシピを紹介していきます。

キュウリ×豚肉

きゅうりは成分の90%以上が水分を占めています。干すと強い食感が生まれ、ひと口ごとに青い香りが口いっぱいに広がり、食べ応えがあります。

recipe

干しきゅうりと豚肉の照り焼き炒め

 

<材料(2人分)>

豚肉薄切り    100g

干しきゅうり(短冊切り) 1本分

赤ピーマン    1個

【A】料理酒   大さじ2

みりん   大さじ2

醤油    大さじ2

砂糖    大さじ1

塩胡椒      適量

 

<作り方>

①セミドライきゅうりはサッと洗う。ドライきゅうりは水に約15分つけて戻し水を切っておく。

②【A】の調味料を合わせておく。

③豚肉に塩胡椒を揉み込んでおき、フライパンに油をひいて焼く。

④豚肉に火が通ったら、干し野菜を入れて軽く炒め、調味料を入れて味を馴染ませる。

 

ドライキュウリを煮出したスープには、むくみ取りの作用も。
セミドライは、和物やポテトサラダにもおすすめです。

ミニトマト×たまご

干すことで甘み、旨み、酸味がギュッと凝縮されてまるでドライフルーツのようになります。
そのまま食べても美味しいのですが、一手間加えて、さらに美味しく!

recipe

干しトマトのオープンオムレツ

 

<材料(20cmフライパン)>

卵       5個

牛乳(豆乳)  50cc

コンソメ顆粒  小さじ1(キューブ1個)

塩胡椒     少々

干しミニトマト 大さじ5〜6

バジル     20枚(ほうれん草だと1/2束)

ピザ用チーズ  1カップ

オリーブオイル 大さじ1

 

<作り方>

①セミドライならそのまま、ドライなら1分ほど水に浸して戻し、水気を拭きとる。

②ボウルにコンソメ、牛乳、塩胡椒をいれてよくまぜ合わせコンソメを溶かす。(キューブの場合は細かく砕く)

③②のボウルに卵を割り入れてよくときほぐす。

④干しトマトと手でちぎったバジル、ピザ用チーズを加えてサッと混ぜ合わせる。

⑤フライパンに油をいれて、中火で熱々になるまで温めたら卵液を流し入れて全体を軽く混ぜ合わせる。

⑥蓋をしてから弱火にして卵が固まりふっくら膨らむまで10〜15分蒸し焼きにする。

 

ーアレンジー

バジルが苦手な方は、茹でたほうれん草やアスパラガスで代用しみてください。

スープやサラダ、クリームチーズと混ぜ合わせて食べるのもオススメです。

ピーマン×削り節

青く香りを食べるといってもいいほど、とても香りが豊かです。干すことでアクが強くなるので、調理前に水につけたり、下茹でをするのがいいかもしれません。

recipe

干しピーマンのかつお醤油和え

 

<材料(2人分)>

干しピーマン  4切れ

塩       少々

【A】削り節   ひとつかみ2g

醤油    小さじ1

 

<作り方>

①セミドライのピーマンは半分に切り、1分半塩茹でする。ドライなら5分ほど水で戻してから、2分塩茹でにする。

②①の水気を切り、【A】で和える。

 

ーアレンジー

塩茹でした干しピーマンは、ごま醤油やポン酢、マヨネーズなどもオススメです。

なんとカレーにもよく合います。

細切りにして干せば、チンジャオロースに使えます。

ナス×コチュジャン

みずみずしいナスは、干すとグッと味が深まるので「こんな味だったのか!」と驚くほど凝縮されています。干して水分の抜けたなすは味の染み込みやすくなります。

recipe

干しなすのコチュジャンすりごま和え

 

<材料(2人分)>

干しなす(輪切り)  2本分

【A】コチュジャン   小さじ1

みりん     小さじ2

酒       大さじ1

醤油      小さじ1

すりおろし生姜 少々

ごま油        大さじ1/2

すりごま       小さじ1

 

<作り方>

①セミドライならサッと水で洗う、ドライなら水に浸して戻し、サッと茹でてアクを除く。水気を拭きとる。

②フライパンにごま油を熱して①を入れ、中火で約3分炒める。【A】を回し入れて3分炒め煮する。

③水分がとんだら火を止め、最後にすりごまを振る。

 

ごま油やオリーブオイルなどの、味の個性の強いあぶらを使うと美味しさアップ。
味噌汁やスープ、刻んでチャーハンや炒め物、カレーとの相性もバッチリです。

ズッキーニ×ごはん

干し野菜は一般的に味の個性が強くなりますが、ズッキーニはやさしい味で食感や香りにくせがなく、どんな料理にも適しています。

recipe

干しズッキーニの混ぜごはん

 

<材料(2人分)>

干しズッキーニ 12枚

【A】醤油    大さじ1

みりん      大さじ1

すりごま    大さじ1

ごはん     茶碗2杯分

 

<作り方>

①セミドライならそのまま、ドライなら熱湯で約1分茹でる。

②【A】と①を鍋に入れ、弱火で3分煮る。水分がなくなってきたら火を止める。

③ごはんに②とすりごまを入れて混ぜる。

*好みで青じその千切りを混ぜても美味しいですよ。

 

干しナスのコチュジャン和えをズッキーニに変えても美味しいです。また、オムレツやスープにもよく合います。

干し野菜を毎日の食卓へ

今回、干し野菜をふんだんに使ったレシピを献立に使えるようご紹介しました。

作っていて感じたのは、あらかじめ切って干しているので、調理する時はとても簡単!常備しておけば、忙しい時にもパパッとつくれてしまう便利さです。

どれも美味しかったのですが、私はミニトマトのオープンオムレツが一番好きでした。なんといっても凝縮されたトマトの甘みがチーズと相性が抜群、子ども受け間違いなしです!!
また、ナスやピーマンはご飯の進む味付け、大量に作って常備菜にするのもいいかもしれませんよ。

干すことによってフレッシュな野菜とは違った食感で、噛み応えもあるので、味と食感と楽しめます。

栄養価の高い干し野菜で健康な野菜生活を過ごしましょう。

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