夏野菜が美味しい時期になりました。
採れ始めると次々となる野菜たち。
食べきれない、、、さてどうする??
夏といえば、一年の中でも野菜がたくさん採れる時期です。
採れ始めると次から次へとなる夏野菜。初めは喜んで収穫し食べますが、料理し尽くして食べ飽きたり、食べきれないくらいなってしまう、、、、そんな状況になることはありませんか?
そんな困った!を解消する方法があります!
それは「干し野菜」という方法。
千切り大根や干し椎茸などがよく知られているかと思いますが、実はいろいろな野菜にも対応しているのです。
余っている野菜が頭に浮かんだあなた、今すぐキッチンへGO!!
そもそも干し野菜って?
その名の通り、干した野菜のこと。
カットした野菜を干して長期保存ができ、使いたい時にいつでも使える便利さだけでなく、様々なメリットもあるのです。
保存がきく
乾燥野菜の一番のメリットは長期保存ができること。乾燥させることで、野菜自体の水分が抜けて腐りにくくなる為、長く使うことができます。また、かさが減ってコンパクトになるので保存場所にも困りません。
旨みが増す
野菜は乾燥させることで水分が抜けて、濃縮されるため旨みがアップ!青臭さがなくなるので葉や皮もおいしく食べることができます。また、天日干しにすることで野菜の栄養価も高くなるといわれています。
減塩もできちゃう
旨みがたっぷりの乾燥野菜からはおいしい出汁をとることもできます。また、乾燥野菜は味もしみこみやすく、素材の味も強くなっているので、少量の調味料でおいしく調理することができます。煮込み時間も短くて良いので、調理時間も短縮できるのがうれしいですね。
干し野菜はこんな人にぴったり!
「家庭菜園で食べきれないほど出来てしまう」
「野菜がほんの少し余ってしまい、すぐに使い道が分からない」
「野菜をもらっても食べきる自信がない」
など様々な理由で、最終的には捨ててしまうなんてこともあるのではないでしょうか。
そんな時に便利なのが「干し野菜」。どうしよう?と思ったら、とにかく切って干してしまいましょう!
長期保存が効くだけでなく、旨味も凝縮されるので、いつもの料理がレベルアップするかもしれませんよ。
なんといっても、せっかくの美味しい野菜を腐らせることなく、ゴミを増やすこともありません。干し野菜は、お財布にも環境にもいいエコ野菜のカタチです。
干し野菜にチャレンジ
今回は、家庭菜園で出来すぎて食べきれない野菜、キュウリ・ミニトマト・ピーマン・ナス・ズッキーニでチャレンジしてみました。
(写真左は、ズッキーニ。葉に隠れていたようで、オバケサイズに、、、)
干し野菜をするための道具は、干しカゴやザル。ゴミなどの付着が気になる方は干しカゴがオススメです。
作り方は至って簡単!
切って、
隣同士がくっつかないように並べるだけ!
1日干した野菜がこちら↓↓↓
ーーー切り方のポイント!ーーー
*調理に合わせた形に切る。
例えば、漬物や炊き込みご飯→千切り、煮物や炒め物→輪切り(厚さで調整)
*野菜は水分が抜けると縮むので、少し大きめに切る。
ーーー干し方の基本ーーー
*干す場所 日当たりの良い庭やベランダ、日光が当たり風通しの良い窓辺
*干す時間帯 朝、日が出るころに干し、日がかげってきたら取り込みます。洗濯物と同じですね。出しっぱなしにしておくと湿気てしまいます。
*天気 カラッと天気のいい日がオススメです。梅雨時期を除いた1年を通して干し野菜は作れます。
*風通し 水分が多い野菜はとにかく風が通り抜ける工夫が必要です。
*干し方 ときどき上下を裏返す。
セミドライとドライの特徴と干し時間
一口に干し野菜といっても、2通りの干し方があります。
セミドライ
基本的には保存用ではなく、すぐに調理する分だけ干します。水分が適度に抜けているので、料理が水っぽくならず、野菜の旨みも糖度もアップします。保村期間や保存方法は、生の野菜と変わりません。
ドライ
主な目的は保存用です。しっかり乾かすのでカビになりにくく、腐りにくくなります。そのかわり、調理前には水で戻したり茹でたりする必要はあります。使い方は、一般的な乾物と同じです。
それでは、今回干した夏野菜はどのくらい干せばいいのでしょうか。
ここまでで、干し方についてはわかってきましたね。
では、干し野菜を使ってどんな料理ができるの?と気になってくるところ、、、
干し野菜を使ったレシピが気になる方はコチラの記事をチェック▼
おまけ:干すのは野菜だけとは限らない!
なにも干すのは野菜だけでなく、ハーブや薬味、果物にも有効なんです。
- ハーブ(ミント・ローズマリー ・オレガノなど)
- 薬味(ネギ・アオジソ・ミツバなど)
- 果物(イチゴ・柿・バナナなど)
買ったはいいもののあまりがちだったり、ちょっと料理に使いたい時にオフシーズンだったり、、、
用途別に保存しておけば手軽に料理に使えるメリットがあります。
ぜひ、様々な食材で干し野菜にチャレンジしてみてくださいね。