楽しすぎる田舎暮らし?! vol.6 田んぼをやりたい人へ 超初心者編

みなさまいかがお過ごしでしょうか? そろそろこのあたりの書き出しもYoutuber的な感じにしようかと考え中です(笑)。

こちら岡山の北部の町、新見市では、梅雨に入ってから一気にザバーと雨が降り、上流にあるダムからも放流がありました。 梅雨時期とはいえ晴れれば夏の日差し。 外に出てなんやかんやとやっていると真っ黒。 おかげで今年も夜は見えにくい人になってます。

さて、前回までは仕事にも通ずるリモートワークやらパソコンやらの話をしてきました。

楽しすぎる田舎暮らし?! vol.4 リモートワークで使うと便利なモニター 〜前編〜

が、今回はガラっと変わって「田んぼ」。 そうあの「田んぼ」です! 超が余裕でつく初心者も初心者が作っていく田んぼのお話。 いきなり”田んぼとは”は話せないけど、田舎に移住し田んぼをやりたいと思っている人にとって、我々の実体験が少しは参考になるのでは?

ということで、

田んぼをやるにはまず何が必要か?
使う道具は何?

都会からの移住者が気をつけるべきことは?

この3つポイントで、我々がどうやって田んぼを作ったのかを書いていきます。

田んぼをやるにはまず何が必要か?

田んぼと聞いて、田んぼをやるにはまず何が必要だと思いますか? 私は最初に農地、太陽と水と思ったんです。
まぁ、間違えじゃないですよね。 これらがないと実際に作れないしそもそも。

これを分解すると:

・コメを作る農地が確保できるのか?

※もし移住したいのであれば、そもそも住みたい家に田んぼにできる農地があるのか見ておく必要あり

 

・その場所は、家からどの程度近いのか?

 

・現役で作られている土地なのか、農作放棄地になっているのか? もし放棄地ならどの程度作られてないのか?

 

・平か? 猪等害獣にやられてないか? 管理されているのか?

になるかと思います。 そりゃ現役で作られてた土地ならやりやすいかもしれませんが、もし無農薬でやることを考えている場合は、今作っている人が農薬をいれているのかどうかも合わせて知りたいところですね。 家から近いかどうかも重要で遠いと管理が大変なのと道具の移動も大変。 放棄地だと草刈りからやらないと行けないし畝の状態や水を取り込む取水口等も直さないといけないかもしれません。

実際に我が家の田んぼをどのようにやりだしたか、様子をご紹介します。

 

1)家の裏山にあった耕作放棄地を、、、

2)シャベルやクワで手で掘って耕し

3)水路を整備、田んぼに水をひき

4)手植えで田植え!鳥獣被害対策に電柵を整備

ということで、うちの棚田は、1)のように何年も耕作放棄地だった状態から、現在4)の段階になりました。
機械が入れない場所なので、全てシャベルやクワで手で掘って作りましたが、ここは次回以降で説明するので、割愛させていただきます。

害獣にやられている土地だととにかく凸凹だし、石垣があるような田んぼだと石垣が崩れていたりするし、とにかく形を元に戻す作業に時間がかかるかと思います。

移住して田んぼをしたいなら、どんな風にしたいのか、イメージしておくといいかもしれないですね。

 

使う道具は何?

次に道具。

基本ジョレンやクワ、みつぐわがあれば大方のことはできるけど、土地の大きさや具合にもよって必要な道具は変わってくるかと思います。
場所によっちゃ、ユンボとかいれて土地の形を元に戻したり、水が流れる水路が猪とかに掘られて埋もれているところを直したり等重機が必要になるケースもあります。 うちの棚田は、重機も入れない場所だったので全て夫婦で人力で作業しました。 草刈りもしないとなので草刈機も必要だし、後々に電柵も必要になるかもしれない。 とにかく田んぼの程度によって全部変わるかと思います。

 

みつぐわ

くわ

ジョレン

 

田んぼもそうですが、田んぼの近くが荒れていて木も生え放題のケースも多々。チェーンソーや、木を切り倒したあとの枝処理でつかうノコギリ等も必要になるし、ナタ、草刈機等田んぼとして使えるようにするために周りの環境をよくするための道具も必要です。 草刈り機なんて都会にいるとみたことはあっても触ったことないので、混合油を使うと言われてもさっぱりで・・・
なお、混合油とは油とガソリンをある割合で割ってつかう油のこと。 チェーンソーも同様の油を使いますが、チェーンも油が必要になるので、チェーンソーオイルが必要になります。 車などの機械が苦手な人は最初苦労するかも、、?

 

 

チェーンソー

草刈機

なた

 

 

そして道具で一番重要なのは、使った道具を綺麗にしておくこと。 ほっぽとけばそれはその程度の道具ですし、手入れをすれば長く使うこともできるし、癖も理解できるようになります。

都会から移住し田んぼをしたい人は、特に何に気をつけるべきか?

最後に、都会からの移住者で田んぼもしたい人向けにアドバイスを。 まず、移住を考える上で家を当然探すと思うので、空き家バンクなり不動産のサイトで色々と畑や田んぼつきの家を探すと思います。 ここで覚えておきたいのは広さを示す単位 があまり見慣れないので、アールだったり一反等おおよその広さを理解できるようにしておくことも重要です。

なので家を見る時は:

・どのくらいの土地がついてくるのか?

田んぼ、農地、山林、原野等記載があるので、必ずチェックしておきましょう。
実際うちも山林がありましたが、山の管理は都会からきた人で林業をやったことある形でない限りはどうしようか?となるはずですし、いきなり広い土地を持ってしまうと管理が超大変です。 もし隣接する土地で田んぼや野菜をやっている場合は、草刈りをしないといけないので夏場は特に地獄です。 朝早くおきて涼しいうちにからないと暑くて暑くて熱射病にもなりかけます。。。とにかく、どのくらいの面積なのかを絶対見て、イメージすることをオススメします。

 

・稀に耕作放棄地かどうかの記載もありますが、ない場合は状態を聞いておくことも重要です。 空き家になってそこまで時間が経ってなければオーナーさんが草刈りをしていたりしてますが、完全に空き家となると土地はおそらく荒れているでしょう。 そこそこの覚悟を持って行った方がよくなります。 期間が長ければ、木も生えたいたりしてます。 草は刈ったら集めて乾かして燃やすこともできますが、木はそうもいきません。。。 小さく切ってどこかに集めるのか、それとも乾かして薪ストーブで燃やすか?! それにしても木材は重いので、処理が大変。 特に木の枝は何をするにも小さく刻まないと行けないので、うちの場合は相当量が土地の中に積んであったのでそれを全て処理するのに1年半は作業していました。

 

・農地! 実は、法律上農家以外の人が農地を買うことができません。 もし買おうとしている家の土地ほぼ全てが農地の場合は、農家になるまではその土地は仮としては所有できますが、自分の土地ではないため手をいれることができません。
じゃあどうするのか? それぞれの市区町村にある農業委員会へ農業申請を行い計画書を提出します。 そうすると農業委員がみにきてくれどう言う計画を持って何をするのかを確認してきてます。 場所によってはすごく厳しいところもあるようですが、場所によっては比較的スムーズにいくところもあるようです。 我々もこれをやりスムーズに認可が降りたので無事購入することとなり、登記変更しました。

 

※ここで重要なのはその土地や集落での近所付き合いを丁寧に行っていると、「ああ、あそこにきたあいつらか! じゃあ大丈夫」となりますので、普段から周辺の方達とのお付き合いはめんどくさがらず積極的に行うといいでしょう。

と言う感じでまずはどういった点を意識すべきかを書いて行きました。 次回は次のステージとしてチェックポイント等を書いていきます。

ではまた!

田舎暮らしのマストアイテム!? 初心者必見 草刈機の上手な選び方 〜前編〜

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