楽しすぎる田舎暮らし?! vol.8 田んぼをやりたい人へ 超初心者続編 <普通の田んぼ①>

梅雨が明けたらいきなり猛暑日。 連日35度を超える日がず〜っと続き雨も降らない!  でも、おコメはすくすくと育っている。

前回は棚田を紹介しましたが、今度はうちについてきた田んぼの3/5程度を田んぼとして復活させた話を。
ここは棚田でもなくて普通の田んぼだけど、あちこちがボロボロで手直しが必要だったのです。

・具体的に行った手直しは?

  1. 水路が壊れたり崩れているので、セメントを塗って補強
  2. 田んぼの端は水がもれるとの指摘だったので、50センチ程田んぼの中を掘り続け、波板を入れて畝を作る。
  3. 水の出口の補強と板入れ

まず最初の手直しは「水路」

上の写真を左から見ていくと、田んぼへ降りる土手道の下を潜る様に取水口が通っていて、水路が奥にいくんだけどこれが土手が落ちてきているので
埋まっている。 なので、水路のコンクリを初って田んぼの中を通す様に水路を造作。 いざ田んぼが始まるとこれ水はもるし耐久性がよくなくて
またやり直し決定! でも水は下の田んぼにはいく様にはなったけど。

田んぼの端っこをどう処理したのか

 

  

元々の壁となるコンクリの状態がよければ何もする必要はなかったんだけど、ぼろぼろだったので淵を夫婦で掘り進め波板と言われるプラスチックの並々したものを埋めていきこれを壁にしました。
田んぼは水を貯めて育てていくので、実際の地面となる場所より高い縁となる場所が必要で、それを人口的にこの波板と呼ばれるもので作ってます。

こうすることで本来はなかった畝のような場所の形成もでき田んぼの周りを歩くことができる様になり、猪避けの電気柵も通すことができました。

結構な距離があるし、この波板高さが35センチあったので、10センチちょっとを出すために、20センチ以上はこの距離を掘り続ける必要がありました、、、か〜なり大変でしたが、できてしまえば、できたな〜という感じ。

写真の状態は一度荒起こしと呼ばれる作業が済んだあと。
田んぼをやるには、荒起こし、中起こし、代掻き、田植えというざっくりした工程がありますのでご紹介。

 荒起こし 

去年作っていてもいなくても、田植え前にトラクター等で土を深く掘っていく作業。
聞くに地表を下にして下にあった部分を上に持ってくる。 ここはまだ勉強中なのでツッコミどころですが、まぁ。。

 

 中起こし 

もう少し土の塊を細かくしていきならしていく感じでした。 

 

 代掻き 

これは田植え予定日から1週間前には行う作業の最終段階。 水を張りめの細かい泥になった状態の田んぼを作りここで平行をとっていく。

 

 田植え 

これは、言わずもがな。機械を使ったり、手で植えたり。

代掻きの前後での田んぼはこういう感じになります。 水がはいって全体的に池のようになります。
ここで水圧に耐えれずゆるいところや、もぐらが掘っていた場所は水が徐々に漏って穴がある日突然あきます。
水がこれだけ入っていても、数時間のうちに水がない状態になるので穴を探して埋めてを繰り返します(何度やったことか。。。)

もしトラクターとか機材がないと(うちの場合)1.8反で約7万円程取られます。 まぁ、米作りは採算が合わないから買った方が早いというのはよくわかります。

ここばかりはもうやりたいかやりたくないかなのかな〜と思ってます。

といった作業を進めていくことで、田植えから稲が育つところまで進んでいきます。

田植え機を使ってみたものの、結局、、!

 

一度田植え機でやってみたものの安定も悪いのと機械がガンガン進んでいくスピードを制御できずフラフラしてしまい、見た目も悪い上に稲もちゃんといい感覚で植えれないので、最終的には全て手植えに切り替え二人で黙々と田植えしました。 大変だけど実を言うとすごく楽しい作業の一つでした。
自分の田んぼで自分たちで育てた稲を植える最初はこの時だけなので、楽しんでやりました。 何よりも楽しんでやる!ということが重要。 大変だけど大変って言っていてもしょうがない。

ここまでくればあとは水の管理をしながら稲の成長具合を見ていきます。

 

こんな感じでだんだんと歯抜けだった田んぼが緑で埋まっていく様子が見れます。 少しづつ少しづつ大きくなるんです。
ただ、今年は梅雨が長く日照時間もあまりなかったので、途中大丈夫かなと思ったけど梅雨明け移行一気に暑くなったのでなんとか持ち堪え、今では稲穂もでて下のようになってます。

 

 

なかなかの風景でしょ? この稲を様々な生き物が狙います。 コメが中にできる前はどうも甘いようでその液を吸いにカメムシや雀その他の虫たちもきます。 この頃になると田んぼの中にはクモ、バッタ、カメムシ等々いて側を歩くとバサーと何かは飛び立ちます。

雀に座れると当然コメはできないし、カメムシが吸うとお米はできても黒い点ができます。 そしてそれ以外にも稲穂の元に入って全部を吸う幼虫やら色々といるので、実際にこれが全部できるわけでもなさそう。 何せいきなり無農薬でやっているので、なんでもおるけ〜と地元の農業の先生は笑ってます。 ただ稲の育ちかたはなかなからしくこりゃいいコメができたけ〜と言ってくれることは何よりも救いです。

作業工程はここまだまだあって、あと数週間で稲刈り、ハデ干し、コメの乾燥そして精米とあるので、やることは多いけど、そろそろお米専用の冷蔵庫を買わないといけない。。。そしてコメを入れる袋も買わないといけない。。

色々と買うものはあるけど一度買えばず〜っと使えるし、コメの冷蔵庫でビールを冷やしたりお酒入れたりできるので便利。

こうやって土をいじって泥にはいって作業をするとグランディングできて頭がす〜っとする。
日々リモートでの仕事も
していて涼しい部屋でパソコンをと睨めっこしているので、バランスがちょうどいい生活が送れるのも新見のいいところ。

そして朝晩がすずしくそれがなんとも言えない。。。

また次のところは進んだところまでを棚田も含めてアップデートしていきます。

 

じゃあね!

 

 

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