砂糖不使用!
体に優しい自然な甘さ
砂糖をいっさい使っていないのに、甘さを感じる「発酵あんこ」
あんこを手作りされた方ならわかるかと思いますが、市販のあんこを含め、かなりの砂糖が入っています。本当に驚くほど、、、
それを食べていると思うとちょっと気がひけてきます。美味しいですけどね。
そこでご紹介したいのが、砂糖を使わない「発酵あんこ」
発酵の力で素材の持つ甘さが引き出されるので、罪悪感なく食べられるし、発酵食品なので体にも良い!
たくさん作って、小分け冷凍しておけば欲しい時にいつでも食べられるので、おすすめです。
作り方も簡単で、あずきを下茹でし、米麹と合わせて発酵させるだけ。
ここで、あずきの栄養価などについて少し触れておきたいと思います。
あずきは、腸内環境や肌質の改善が期待できるタンパク質、食物繊維、ビタミンB群、カリウム、鉄、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。
しかし、その多くが水溶性で、たくさん摂っても尿や汗として排出されてしまいます。そのため、毎日摂ることが理想的といわれています。
それでは、詳しい作り方を紹介していきます。
recipe
発酵あんこ
<材料(作りやすい量)>
米麹(乾燥) 200g
あずき 200g
塩 小さじ1/4
<作り方>
①(あずきのアク抜き)水3カップのお湯を沸かし、中火にして、さっと洗ったあずきを入れる。再び沸いたら水1カップを加え、再度沸騰して10分ほど茹でる。ふたをして火を止め、30分蒸らす。ザルにあげて湯を切る。
②(あずきの下茹で)あずきを鍋に戻して、水3カップを加え強火にかけ、沸騰したら弱火で50分ほど茹でる。水が少なくなったら水を加えながら、あずきが軽くつまんで潰れるくらいまで煮る。
③(あずきを冷ます)あずきと茹で汁に分ける。※茹で汁はあとで使うので捨てないでください。
あずきが60度くらいになるまで、冷ます。※温度が高すぎると発酵しないので、60度までしっかり冷ましてください。
④(あずきと米麹を混ぜる)炊飯器に茹でたあずきと米麹を入れ混ぜ、あずきの茹で汁(底のトロッとした部分から)を少しずつ加えながらしっとりとするまでさらに混ぜる。
※少しパサつくかな?くらいがベストです。発酵すると柔らかくなります。
⑤(発酵させる)表面をならして、炊飯器のふたを開けたまま濡れ付近を2重にして被せ、10時間保温する。
※途中何度が混ぜながら、布巾を濡らし直します。
⑥(完成)出来上がったら、塩を加えてしっかり混ぜる。
消毒した容器に保存する。
※こしあんが好きな方は、ブレンダーなどで潰すのも良いかも。発酵してゆるくなりすぎたら、鍋で少し水分を飛ばしてみてください。
一見、時間も手間もかかりそうなあんこ作りですが、家にある調理器具を使えば、ほぼほったらかしで作れます。
我が家では、アク抜きした後、圧力鍋であずきを煮て、ヨーグルトメーカーの甘酒機能を使って発酵させています。
夜に仕込んでおくと朝イチで出来立てが食べられるので、発酵あんこを作った日の朝食は、決まって「あんバタートースト」
砂糖を使っていないので、血糖値も爆上がりしません(笑)
他にも、おしるこにしてみたり、パンケーキに添えてみたり、食べ方は普段のあんこと同じ。
麹の風味がするので最初は少し苦手でしたが、今ではとても美味しく味わえるようになりました。
最近では腸活も流行っているので、ぜひ一手間かけた発酵あんこ作りに挑戦してみてください☆