生命力が旺盛な春の野草”スギナ”
摂取することで身体に良い効果が得られます!
人の住むところにスギナありといわれ、山地、野原、畑、土手、路傍など日当たりのよい場所によく生えている”スギナ”
駆除しても次から次へと生えてくることから、厄介な雑草として扱われることもしばしば。
しかし、その生命力の高いスギナには、驚くべき成分が含まれているんです。
スギナには、牛乳の8.8倍のカルシウムが含まれており、骨の健康に重要なケイ素、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれているそうです。
そのため、多くの国で古来から民間医療に用いられてきた薬草として、親しまれてきています。
そんな良いことづくめの”スギナ”、具体的にどのような成分や効能があるのかみていきましょう!
【成分】
- リン:神経機能や筋肉機能を正常化し、骨や歯の構成に寄与する
- カリウム:利尿作用や動脈硬化の予防、心臓機能や筋肉機能の調節に寄与する
- マグネシウム:腸内に水分を集め、便を柔らかく、流しやすくする作用がある
- 鉄:貧血予防や改善、運動能力や学習能力の向上に寄与する
- マンガン:骨の形成や消化補助に寄与する
など、人間の身体に必要なミネラル成分がたくさん含まれています。
【効能】
- 利尿作用:むくみの解消や腎臓のはたらきを高める効果が期待できる
- デトックス効果:体内の老廃物の排出を促し、健康状態の向上に役立つ
- 骨粗しょう症の予防:ケイ素が骨を丈夫にする効果がある
- 美白作用:チロシナーゼ活性阻害による美白作用が認められている
- 血液の浄化:葉緑素の成分が血液を作りきれいにしてくれるため、血液循環がよくなる
他にも、糖尿病の予防やかゆみ・かぶれの改善、自律神経を整えるなど、さまざまな効能が得られるようです。
ただの雑草と思っていた”スギナ”の驚きの成分や効能について知ってしまったら、取り入れないわけにはいきません(笑)
ただ、身体にいいことがわかった”スギナ”をどのように摂取するのが良いのかわからない、という方に向けて使い方をご紹介します。
スギナを摘んで乾燥させる
まずは新鮮な”スギナ”を乾燥させること。
スギナは冬を除く、春〜秋に生えていますが、収穫するのは春。
新芽を出したばかりのスギナは、栄養が豊富に含まれているため、春に収穫したスギナを根本から摘んで、洗って、乾燥させておけば季節問わずスギナを摂取することができます。
長時間かけて乾燥すると色味がどんどん悪くなるので、天気の良い日を狙ったり、食品乾燥機があれば素早く乾燥させるのがオススメです。
乾燥させたスギナは、使いやすいように細かく刻んでおくといいです。
スギナはお茶にして飲むのがメジャー
スギナは古くから薬草として利用されており、お茶にして飲むのが一般的かもしれません。
スギナ茶は利尿作用があり、体内の老廃物を排出する効果があります。
さまざまな効能がありながらカフェインを含んでいないため、健康志向の高い人々の間で人気があります。
スギナ茶の淹れ方
【煮出す場合】
・水1リットルにつき茶葉大さじ1~2杯を入れ火にかけます。
・沸騰したら弱火で7~8分煮出します。
・茶漉しなどでこしてお召し上がりください。
【急須で淹れる】
・茶葉大さじ1~2杯を急須に入れます。
・熱湯を注ぎお好みの濃さになったらいただきます。
食べれば栄養を逃さず摂取
スギナを食べれば、お茶にするだけでは抽出できない栄養素を丸ごと摂取することができます。
特に、ビタミンやミネラルをしっかりと摂りたい方には、スギナを食べることがおすすめです。
乾燥させたスギナを、ミルサーなどで粉末にしておけば、幅広い料理に使うことができます。
例えば、お菓子作りやパンに練り込んだりすれば、手軽に活用できます。

スギナ粉末入りの蒸しパン
スギナの草っぽい味はほとんどなく、少し草餅のような抹茶に近い香りがして、子どもでも食べやすい味に仕上がります。
高い健康効果が期待できるスギナですが、摂取の仕方には注意が必要です。
スギナを安全に摂取するための注意点や副作用
スギナはカリウムが多く含まれているので、カリウム制限のある方は飲用を避けてください。
また、スギナは微量のニコチンやチアミナーゼというビタミンB1を分解する成分が含まれているため、長期間、多量に摂取し続けるとチアミン(ビタミンB1)欠乏症になる恐れもあります。
健康な成人が適量を摂取する分には問題はありませんが、妊娠中の方、小さなお子様、ニコチン過敏症の方、心臓・腎臓系の疾患のある方は飲むのを控えてください。
スギナは栄養豊富な野草なので、少量で十分に栄養を摂取できます。
健康に良いからと食べ過ぎると、逆効果なので注意してください。
驚くべき”スギナ”の成分や効能について知ることができたかと思います。
暮らしの一助になる薬草である”スギナ”
ぜひ、これからシーズンを迎える”スギナ”をたくさん摘んで、乾燥させて保存してみてください!