自分で育てた野菜で種取りもおすすめ!
収穫とはまた違った家庭菜園の楽しみ方ができます☆
苗を買えば手軽に始められる野菜作り。
プランターなどの省スペースでも作れることから、近年とても人気があります。
その野菜作りは、収穫が最大の楽しみでもあるのですが、もう一段階レベルを上げた家庭菜園をしてみませんか?
夏野菜もそろそろ終盤にかかっている今日この頃。
今年は、育てている野菜から種取りにチャレンジしてみましょう!
種を取ったからといって、翌年全ての種から芽が出る保証はありませんが、いつもの家庭菜園とは違った楽しみ方ができるかもしれませんよ☆
種の種類は大きく分けて、「交配種(F1)」、「固定種」、「在来種」と分かれており、ホームセンターで買えるものは「交配種」が多くあります。
この交配種は、異なる品種を交配して得られる作物の優良品種のことをいい、この野菜から種を取ると、育ちや出来にバラツキがあったりするのですが、育てることは可能です。
安定的に育てたいという方であれば、「固定種」で育てて種を取るといいかもしれませんね。
それでは、種の取り方や実際に種を取ったレポートを紹介していきます。
種の取り方
種取りの基本は、収穫時期がきても収穫せず、種ができるまでおいておき、充分に熟してから種を取りだします。
野菜の種類によって、種の取り方も変わってくるので、細かく解説していきます。
葉もの野菜
トウ立ちして開花・結実するまでおいておき、枯れたらサヤから種を採取します。
豆類
実を収穫せずにカラカラに乾燥するまでおいてから、サヤから種を採取します。
実もの野菜
実を完熟させて種をとりだします。
根もの野菜
開花して種がつくまでおいておき、枯れたらサヤから種を採取します。
実の収穫だけでなく、種が取れるという楽しみ方ができるのは、家庭菜園ならではかもしれませんね☆
ミニトマトで種取りに挑戦!
ミニトマトの場合、完熟するのを待ちます。
初めての種取りのため、タイミングやよくわからなかったので、自然と地面に落ちたばかりのものから取ることにしました。
種は、実を割って種の部分のみ水の中に落とします。この時点で水に浮いている種は芽が出る確率が低いそうなので、取り除きます。
ザルにあげ、種の周りのゼリー状のものをザルの中でこそげ取ります。もう一度、水の中で洗って浮くものがまだあれば取り除き、新聞紙やキッチンペーパーの上で乾燥させます。
乾燥させれば、袋など入れ、冷蔵庫で保管するだけ。
難しそうと思った種取りですが、とっても簡単!
あとは種を蒔いた時にどれだけ芽が出てくれるかを祈るだけです。芽が出ないことも踏まえて、たくさん種を取っておくといいかもしれませんね。
翌年以降は、苗作りから始めることになるので手間と時間はかかりますが、自分で取った種から芽が出たら嬉しさもひとしおなはず!
先日、アボガドの種を水耕栽培で芽が出たのですが、順調に育てたとしても実をつけるのは5年以上かかるそうなので、ひとまず観葉植物として楽しもうと思います(笑)
話はそれましたが、毎年自分の育てた野菜で取った種で野菜作りができたら、普段の家庭菜園もワンステップ上の楽しみ方ができることと思います。
ぜひ、種取りに挑戦してみてくださいね☆