箱を作るための建て方、図面の作り方について話04で紹介したところで、そしていよいよ実際の箱作り!
作った手順に沿って、使った素材や組み立てについて紹介していきたいと思います。
土台作り
まず、トイレを置く土台と床を作っていきます。
ー 手順 ー
- コンクリートブロックの設置
- 木製パレットに防腐剤を塗る
- パレットの水平を取る
- 合板を打ち付ける
使った道具は、防腐・防虫剤、刷毛、金づち、釘、水平器、電動丸ノコです。
床の土台の材料としては木製パレットを使用しました。トイレの床面積としても適当で、重さや強度が強く、すでに土台としての構造体ができているので、パレットを使うことで作業時間の短縮にもなりました。
木製パレットの足としてはコンクリートブロックを使いました。ブロックの上に木製パレットを置くことで土からはなし、木製パレットには防腐・防虫剤を塗って腐れや虫食いの対策をしました。
木製パレットの水平を確認したら、木製パレットの上に合板を金槌で打ち付けて、もう一度水平を確認して、防腐・防虫剤剤を塗り、土台の完成です。
材料の調達
話03で紹介した家の解体の端材や土建屋さん、中古市場、また知り合いなどから木材や釘、工具などを調達するのと同時に、大事な構造体となる角材は地元の製材所から購入させていただきました。
今回購入させていただいた製材屋さんでは、木材をメートル単位で販売していて、何を作りたいか話をしながら1本の長さや厚みや素材、磨くかなどうかなど一緒に決めてくださいました。
製材所で木材を買った経験が無かったため、とりあえず必要な木材のキリの良い長さと数をメモして製材所さんに持っていくと、長く取れる長さと数をササッと計算してくださり、わずか数日で木材を用意してくださいました。
ホームセンターで買うよりも少し安く購入でき、受け取り当日は10本以上の長い木材をフォークリフトでまとめて軽トラに積み込み、ロープ掛けまでしてくださり、たった5分程度で搬出することができました!
カット
木材を畑まで運んだら、次はカット。使った道具は、電動丸ノコ、スコヤ、曲尺、鉛筆、メジャー、クランプです。丸ノコを使う時は、防護用として防音耳当てや防塵メガネ、マスクなどを装備して、回転刃物なので手袋はしないで使いましょう。
実際の土台の長さと図面を確認しながら、木材を必要な長さにまとめてカットします。屋外での作業なので充電式の電動丸ノコを使い、ポータブルバッテリーで2個の電池を交互に充電しながら作業しました。
これは電動丸ノコや軽トラなど、その日限りで借りているものが多かったのと、翌日が雨予報、ということもあって一度にカットをしたのですが、カットしながら組み立てる方がより精度が増すのではないかと思いました!
組み立て
そして、カットした木材を組み立てていきます。
ー 手順 ー
- 四方の壁の枠の組み立て
- 枠の取り付け
- ドアの取り付け
- 壁貼り付け
- 防腐・防虫剤の塗布
- 屋根の取り付け
使った道具は、インパクトドライバー、ビス、金づち、釘、クランプ、脚立、防腐・防虫剤、刷毛です。
まずは四方の枠の組み立てて、枠が全部組み立ったらそれぞれの枠を土台の上で繋ぎ合わせていきます。組み立てる時はインパクトドライバーで下穴を開けてから、ネジは半ネジの錆びにくいコーススレッドを使いました。
形が不安定なドアがつく前側の枠は一番最後に繋ぎ合わせてからドアを設置。その後、勾配がある屋根を長さや角度を測りながら、切り残してある材料を切りながら組み立てました。
一人作業なのでクランプが大活躍!旅してた時に何度かお手伝いした小屋作りを思い出しながらなんとか骨格が完成!
壁としては、骨格に釘で有孔ボードを打ち付けていきました。
最後に外側に防腐・防虫剤を塗って、箱の形が完成です。
屋根には透明な波板を使いました。波板を貼り付けるには、トタン釘を使い、2.5山以上被るようにして繋ぎ合わせて貼り付けました。
この時、壁板をすでに貼ってしまっていたので、屋根を設置する時に足をかける場所がなく少し苦戦しました。
十分な高さの脚立があれば問題なしですが、手順としては骨格を作った段階で屋根を設置する方がやりやすいなと思いました!
雨・雪対策
最後に、雨や雪による壁の劣化を防ぐために、プラベニアを外壁として貼り付けました。
使った道具はテープ、カッター、曲尺、脚立です。
水がは入らないように、テープは屋外用の防水・気密テープを使い、角はプラベニアの上の層だけに切り込みを入れて折って使いました。
見た目がいい感じ木の色だったのが真っ白になってしったし、室内用のいらないドアを使ったため、表面が剥がれてきてしまいましたが、、、後でやり直しがきく!ということで、丸2日ほどでとりあえずのところは完成しました!