もりくらす / トイレをつくる_話03

話02より、友人と設置できそうな仮設トイレの検討を進めた結果、

ちょっとハイテクバイオトイレ

だとできそう!という結論に至りました。

構想が固まってきたところで、ざっくりとコスト計算をしてみましょう。

コスト

金額(最安) トイレに使う割合
便器 22,400円〜 22,400円〜
便座 2,950円〜 2,950円〜
汚水タンク 10,000円 5,000円
汚水処理システム 約150,000円 約100,000円
電源類 約90,000円 約10,000円
建屋 約10,000円 約10,000円
その他雑費 約20,000円 約20,000円
合計 約300,250円〜 約170,340円〜

便器や便座などの材料はインターネットで買える新品の最安値で計算して、汚水タンクは汚れるモノなので中古で状態の良いものを購入したり、

建屋に使う木材は 新品中古や地元の解体作業ででた材を使用する ことで、できるだけ安く作れるようにコスト削減で計算します。

因みに、田舎あるある、

古い家屋の解体作業で出た材 は 格安で販売 してくれたり お譲り していただけることがあります。

古材 は 完全に自然乾燥 していてそれ以上剃ったりすることがなく、硬いので虫食いなども起こりにくいです。そして何より 長年の風化による味わい があったり、もちろん再利用で 環境にも優しい ので、

田舎暮らしで木材を使ったDIYをしたい! 

という方は解体作業情報にアンテナを張っておきましょう。

また、電源や汚水処理システム全体など、トイレ以外のものにも併用できるものは、トイレの使用割合による金額で計算します。

ここで話01で見積もった仮設トイレの金額と比較してみましょう。

1年間でかかる金額 10年間でかかる金額 汲み取り料を足した総額
簡易水洗和式トイレ 新品 約200,000円〜 約200,000円〜 約350,000円
簡易水洗和式トイレ 中古 約70,000円〜 約70,000円〜 約220,000円
レンタル 相場 約36,000円 約360,000円 約510,000円
DIYバイオトイレ 約300,000円〜 約300,000円〜 約170,000円〜(使用割合)

DIYバイオトイレの場合、各材料の使用割合を100%で見積もって約30万円で作れる計算になりました。

トイレシステム全体の耐久年数を10年と設定した場合、簡易水洗和式の仮設トイレを新品で購入し、汲み取りなどの費用も含めて使用するのよりも若干安くなりそうな計算ですが、トイレの使用割合で考えると中古で簡易水洗和式の仮設トイレを購入するよりも安く作れそうです。

材料調達と必要品のレンタル

予算の目処がたったところで、DIYバイオトイレに心を決めて、Let’s 材料集め!

便器は壁排水や床排水、手洗い場の有無など色々と選択肢があるので要注意、目的にあったものを用意します。また、便座はウォッシュレットや暖房便座がついているようなモノは消費電力を確認して、計算してからバッテリーを調達しましょう。

トイレ本体やバッテリーなどはインターネットで、汚水タンクや汚水処理システムに使うモノは中古屋さんや地元のホームセンターで調達します。

そして、建屋の木材は地元の土建屋さんから家の解体の廃材や使わなくなった木材を譲っていただき、足りないモノはホームセンターなどで買い足します。

ウッドショックで木材の価格が急騰しているので、木材を格安で入手できるのは大変ありがたいです。

また、木材やタンクなどの大きめの材料を運ぶときには軽トラが便利です。

因みに、田舎あるある、

軽トラ は個人で持たれている方が大変多く、お願いすれば貸してくれることもあります

ちょっと使うだけなら、地元の方に貸してくれないか聞いてみるのも手だし、軽トラのレンタルはレンタカーのお店以外でも機械のリース会社やガソリンスタンド、商品を買えばホームセンターでも貸し出ししているくらい需要があり、価格もまちまちなので調べてみましょう。

また、木材の加工については、ホームセンターで材を購入する場合は、寸法がわかっていれば木材カットサービスや自分でカットできるスペースがある店舗もあるので、寸法を決めてから買いに行くと手間が少し省けます。

電動工具 を持っていなくて購入するには手が出せない、という方は レンタルリース もありますので、気軽にDIYが楽しめます。

箱作りDIY

トイレの外枠づくり、ということで、DIYに必要な電気工具3つをご紹介します!

    • まずは材料を  切断
    • 切った材料を  研磨・研削
    • そして組み立て 穴あけ・ネジ締め

1.丸ノコ

簡単に綺麗に材料をカットできる電動ノコギリ

角材や幅が狭く薄めの板を切りたい時や、正確に真っ直ぐと切りたい時などは卓上タイプ、ハンディな手持ちタイプは長い距離のカットや持ち運んでの使用に向いています。

2.サンダー

表面や角のきれいな仕上げに

バリが出ないように木材をカットする方法もありますが、手や体が触れやすい場所はやはり磨いておくことで小さな怪我を防げます。幅広い面をやするのに向いているものや、曲面や角をやするのに向いているものなど色々あるので、用途に合わせて選びましょう。

3.インパクトドライバー

ハンマー機能プラスの電動ドライバーで楽々作業

似た工具にドリルドライバーがありますが、違いはインパクトという名前の通りその強力なパワー。穴がない壁や板にも簡単にネジを打ち込むことができるので、DIYには欠かせない工具のうちの一つです。

メーカーによってはバッテリー式のものもあり、電源がない場所や電源が遠い場所でも作業できます。

あると便利な道具

  • メジャー  :個人的には5mのものが長すぎず、短すぎず、マルチに使えます。
  • アルミ直尺 :カッターのガイドにも使えて、丈夫な定規。
  • 丸鋸ガイド :丸鋸で正確めに垂直にカットしたい時に便利です。
  • スコヤ   :2点取って定規で引くよりも正確に簡単に直角の線が引けます。
  • クランプ  :人手が足りない時やしっかりと長時間押さえておきたい時に活躍してくれます。

さて、いろいろと揃ったところで、いよいよ組み立てです!

話04に続く。

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