自然で思いっきり身体を動かそう!
体験するからこそ育める非認知能力
子どももスマホを持つのが当たり前となっている今日この頃。
教育場面でも一人1台タブレットが支給されるなど、デジタル社会が一般的になり、おうち時間が増えるなど人とのコミュニケーションが減っていっているように感じます。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で子ども達の「認知能力」「非認知能力」の低下も現れているようです。
「認知能力」とは、学力といった知能指数(IQ)などのテストで数値化できる知識や思考力などの認知能力なので、学校や塾などといった場面で学ぶことはできます。
しかし、「非認知能力」は体験を通してでしか育むことができないと私は思います。
なので今回は、勉強では学ぶことができない「非認知能力」について書いていこうと思います。
非認知能力とは?
人間の能力は、大きく分けて「認知能力」と「非認知能力」の2種類があります。
「認知能力」は、先述したように一般的に知能検査(IQ)で測定できる能力のこと。
一方「非認知能力」は認知能力以外の能力を広く示す言葉で、主に意欲、自信、忍耐、自立、自制、協調、共感など、心の部分である能力のことを言います。
具体的には「目標を決めて取り組む」「意欲を見せる」「新しい発想をする」「周りの人と円滑なコミュニケーションをとる」といった力のことです。
「非認知能力」は、子どもの将来に重要であることを示す研究も、数多くあるそうです。
非認知能力の育て方
例えばの話ですが、、、
私の子どもの頃は、スマホや携帯がまだ普及していない時だったので、遊ぶといったら外。小学校の高学年にもなると、友達と自転車で山や川まで行き、虫取りや川で泳いだり自然を相手にさまざまな遊びをしてきたことで「非認知能力」が育まれたのかなと思います。
しかし、世の中の流れなのか、川で泳ぐのは危険だから禁止。この遊具で遊ぶのも禁止。昔の当たり前が今は禁止だらけのように感じます。
確かに何事にも危険はつきもの。でも、初めから禁止にしていると、何が危険で何が良いのかの判断ができないようになっているのではないかと思います。
私の個人的な意見にはなりますが、命の危険や大怪我をしないのであれば何をしてもOK!くらいの寛容さは必要かと。
では、どうやったら育むことができるのかというと、子どもたちが「非認知能力」を伸ばせるようなアクティビティを取り入れ、新しいことに挑戦する力を体験させてあげること。
それには、自然の中での体験ではないのでしょうか。
自然は学び場!
具体的には、四季を通して雨の日も雪の日も自然の中で身体を動かし、さまざまな体験をすること。
田舎に移り住めば、海でも山でも自然がいっぱい。まさにうってつけの環境です!
自宅に畑があれば一緒に野菜を作ったり、散策できる山があるなら山の中に入ったりと、さまざまな発見や体験をすることが容易に叶います。
また、田舎の学校では積極的に自然を利用した授業もあります。
我が家の場合ですが、一緒に虫を捕まえたり、山で山菜や桑の実を採ったり、家庭菜園をしたり、自然を相手にしたさまざまな体験をさせています。
そういった自然体験を最初は大人が誘ってあげることで、いつの間にか子どもが大人を誘って自主的に活動するようになりました。
あとは、大人は先回りせず危険がないように見守ってあげること。
失敗は教訓に成功は自信にもつながっていくので、たくさんの経験させてあげることで「非認知能力」を高めることができます。
田舎は不便かもしれませんが、都会の子に比べて「非認知能力」を育める環境が身近にあることは特権かもしれません。
また、都会の子は普段は体験できることのできない環境を提供してあげることで、特別な時間と体験がより強く残るかもしれません。
ぜひ、今ある環境を活かして子どもたちのこれからの成長のためにも「非認知能力」を育んでみてください。
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