子育てで移住を検討されている方必見!!新見のまちの教育事情

新見の教育事情

お盆休みが終わり、子供の夏休みも残すところあと10日。
この間は、帰省したり旅行に行ったりと今の住処とは違うどこかの地に触れる場面も多く、ふと『移住』という言葉が頭をよぎる場面も多かったのではないでしょうか。

さて、昨今、30~40代の子育て世代による地方移住が大幅に増加傾向にありますね。

岡山県新見市でも、自然に囲まれた中でのびのび子育てをしたいという想いから移住するIターン者。また転職や子育てを目的に、祖父母の地元へ戻るUターン孫ターン者も珍しくありません。これらの背景には、働き方を見つめなおそうとする世の中の流れも自然と後押ししているかもしれません。田舎に移住し、働き方を変えることで家族の時間をしっかり保ちプライベートを充実したものにしようとする若者層の増加が影響しているのでしょう。

子育てにメリットあり!

田舎で子育てをするメリットとして巷でよくあげられているのが、

  1. 土地や家賃が安い
  2. 自然豊か
  3. 待機児童の心配がない
  4. 周囲の目を気にせず子どもをのびのび育てられる

といったところでしょうか。

確かに、新見市も同様、移住することで上記のメリットを享受することができます。
首都圏の1ルーム家賃で、2LDK以上の住まいを賃貸することができますし、また、空き家や公営住宅にも空きが多く、条件さえクリアすれば破格の金額で利用できます。

そして、言うでもなく見渡す限りの大自然・・・野山全体が大きな自然公園です。周りのことを気にせず、大声を出して思いっきり走り回る子どもがいても全く不自然ではありません。

また、若い世帯も少ない事から保育園に通う児童も少なく、中途でも入園しやすく待機児童問題は見られません。また、保育園で働く保育士数も多いので、子供の動きをしっかり把握し、目がとても行き届いているので親も安心して預ける事が出来ます。
鯉のぼり

教育面ではデメリット?

但し、反面で子どもの教育においてはデメリットがしばし表れてきます。

新見では職業選択の幅が狭いので、都会で働いていた時と同じような企業で同程度の賃金を得ることが困難です。都会時代に比べて収入が減少する事も多いので、生活を維持するのが大変な子育て世代には辛い現実になってしまうことは歪めません。

そしてこの事実が、時に子どもの教育に直結してきます。

子供には早いうちから知育教育をさせたいと思う親御さんも多いと思いますが、周りには博物館や水族館などの施設が少なく、あっても遠方となってしまうため、時間とお金を都会よりも多く費やすことになります。遊園地などのアミューズメントパークも身近にないため、同様のことが言えるでしょう。

子供の才能を伸ばすための習い事や塾といった教育施設は、都会ほどカテゴライズされておらずあまり種類を選ぶことができません。またそのクオリティーについては都会ほど洗練されておらず、、、高等レベルの指導を望まれる方はわざわざ車で1時間以上かけて県南の倉敷市や岡山市まで子どもを通わせているようです。
習いごとの送迎

学校事情

学校事情はというと、新見市には私立の小中学校はありません。全てが公立です。高校は県立1校、私立1校の計2校。大学は医療福祉と幼児教育を専門とする公立大学が1校あります。進学校に通っている学生は大半が市外の大学を希望し一人暮らしをしています。

こうした実情から、親は学費や仕送りの資金集めに計画性をもって臨むことがとても重要になってきます。また、都会では公共の生涯学習施設やセミナー、またママさん同士の井戸端会議でインプットできた教育関連情報もが、田舎では自ら探し求めなければ入手できません。
田舎の高校生

 

田舎での教育に置けるデメリットを色々書きはしましたが、その反面、子どもたちが学校の教科書で学ぶ“自然の秘密”や“社会のしくみ”を、実体験を通して学習できるという素晴らしい土壌があります。
現在は田舎でもインターネットが普及し、ネット環境を通じて通信学習も可能な時代!(※新見市では全域に光ファイバ網を敷設し、市内の家庭・事業所において都市部と変わらない高速通信・放送サービスが利用できるラストワンマイル事業を行っているんですよ。)
日頃からアンテナを伸ばし、子どもの成長に合わせて必要な教育を与えていくことで、教育におけるマイナス面をプラスに転換していきたいですね!

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