材料たったの3つ!
香りと甘みが特徴的なみそが出来上がります。
小豆でも味噌ができることを、ご存知ですか?
味噌といえば、大豆が主原料で作られているものが多いのですが、実は大豆の代わりに小豆や黒豆、インゲン豆などで、味噌を作ることも可能なんです。
作り方は、大豆で作る普通の味噌と同じで、とても簡単!大豆が小豆にかわるほかは、普通の味噌と同じ作り方です。
それに、材料は小豆と麹と塩だけのたったの3つ。
小豆は、大豆と同様に日本で古くから栽培されてきた、おなじみの豆。
たんぱく質をはじめ、ビタミンや無機質が豊富で、とくに赤い皮には抗酸化作用があるとされるアントシアニンが含まれています。
今回紹介する小豆味噌の特徴として、小豆の香りと甘みが楽しめる味噌ができあがります。
通常の味噌の熟成期間は約1年かかるのに対し、小豆味噌はあえて麹の量を倍量で作ることにより、夏は約2週間・冬は約4週間後から食べることができます。
早く熟成させることにより、小豆本来の味わいを楽しめるということですね。
それでは、ちょっぴり珍しい小豆味噌の作り方を紹介したいと思います。
recipe
小豆味噌
<材料(できあがり約1kg)>
小豆(乾燥) 250g
米麹(生) 500g
自然塩 100g
※今回は乾燥麹を使用。予め、水でふやかしておきます。
<作り方>
①小豆サッと洗い、一晩つけておく。
②たっぷりのお湯で茹で、指で潰せるくらいまで小豆を煮る。(約1〜2時間)
③小豆を茹でている間に、麹はほぐし、麹と塩をすり込むように「塩切り」して混ぜておく。
④小豆をザルにあげ茹で汁をきる。茹で汁は残しておきます。
熱いうちに、ビニール袋などに入れ、好みの大きさまで潰し、人肌くらいまで冷めたら③の麹を混ぜ合わせる。
パサパサとまとまらないようであれば、さっきの茹で汁を少しずつ加えて団子ができる状態にする。
(小豆が熱すぎると麹の酵素が働きにくくなるので、注意してください)
⑤消毒した容器に、④をしっかり押し込みながら空気を抜いて詰めていく。
全部詰めたら、平にならし、塩を振ってラップして、空気に触れないように密閉しておく。
(空気が入っていると、カビが発生しやすくなります)
⑥常温に置き、発酵熟成させる。
夏は2週間、冬は4週間後から美味しく食べることができます。
そのまま、好みの味まで常温で発酵熟成させることもでき、その後は冷蔵庫で保存し1年くらいで食べ切るのがベストです。
一見、難しそうな味噌作りですが、作業工程は思ったよりも簡単でした。
ただ、豆を水に浸けたり、煮たりする時間があるため、時間にゆとりがあるときに作るのがいいかもしれないですね。
熟成期間が短いため、季節を問わず作れるのも魅力的なところです。
今回紹介した「小豆味噌」、仕込んだのは12月18日。4週間後の1月中旬にはできる予定です。
どんな味に仕上がるのでしょうか?
また、発酵熟成期間が訪れたらレポートしたいと思います!