岡山6年目。ローカルコミュニティが益々好きになった2019

都市部から岡山の山間部に来て6年目。
リアクションが見えるコミュニティで働いていることが日々の糧。

神奈川県川崎市の住宅街で生まれ育った私が、山間部に暮らすようになり、あっという間に6年が経ちました。
なかなかこの土地から離れることができないのは、
自然豊かな環境の中で気持ちよく暮らせているのはもちろんのこと、フラットでフレキシブルな職場環境に身を置けており、ストレスフリーであること。
そして、何よりリアクションがわかるローカルで働くことに楽しさを覚えていることがあります。

今月のテーマは、「それぞれの2019」。
ということで、今回私は「ローカルコミュニティで働く」について書きます。

このWEBサイトを運営しているNPO法人nimmiで働きだして2年目。
その中で感じていること。

ローカルで働く、小さなプロジェクトをおこす、コミュニティ醸成に興味がある、、、
そんな方のお役に立てたら幸いです。

頑張った分だけ、結果が見える! それが「ローカルで働く」ということでした!

よく、田舎にはプレイヤーが少ない、と言う話を聞きますが、それを本当に実感する1年となりました。
都市部には、すでに色々なサービスがあり、情報が溢れ、アグレシッブな人もたくさんいます。

けれども、田舎はどうでしょう。極端なことを言ってしまえば、人口が減っているから、アクションをおこす人も少ない。
だから、ちょっと新しいことをはじめると、色々な人が気にしてくれる可能性が高い
その中で、共感してくださった人が、少しづつ集まりだす。そして、誠意をもって接していると色々と物事が動き出しリアクションとして返ってくる。
気持ちの良い人間関係が結ばれ、次の繋がりを生んでいく。

大きな機能の中に身をおいているとなかなか見えづらい、相手のリアクションが見え、結果が手にとってわかる。
それがローカルで働くということでした。

nimmiが立ち上げた住民ネットワーク「暮らしの学校」の皆さんと一緒に

実際のワークスタイルはPC作業7割。

主な業務内容は、WEBサイトの更新やパンフレット・チラシの作成、移住希望者さんの現地案内やイベント運営のための各種調整など。

実は田舎に住んでいるものの、業務内容としては椅子に座ってのパソコン作業がほとんどです。
そこだけを切り取ると、一般的に想像されるローカルな働き方とは少し違う部分があるかもしれません。

けれども、通勤中、車から見える景色は本当に美しいですし、自分のデスク近くの窓の外には田園風景が広がり、空間的圧迫感はゼロ
また、お世話になっている農家さんから「野菜採りにおいで!」と朝6時半頃に突然の電話があり、通勤途中に畑へ寄ったり、
業務中にフルーツや漬物など色々な差し入れをいただくことも! ローカルライフはちゃっかり満喫。
自分が相手へ誠意を持って接すれば、関係性を結ぶことができる(リアクションがある)ことを日々感じています。

また、トップダウン方式ではなく、ボトムアップでスタッフ間で調整をしながら行っており、自身の思いや現場の意見や状況が反映される余地があるのも楽しく働けるポイント。
少人数のチームなので、皆が自分事で考え、取り組まないと物事が進みません。
職場には、メンバーの状態やプロジェクトの進捗状況にあわせ柔軟に対応する雰囲気があるので、前向きに、自分のリズムで仕事に取り組む事ができています。

広いデスクを使えているのもありがたいです

やりたいと思ったことを「やりたい!」と言える余白(環境と可能性)がある

前職は旅行業だったので、キャリアで考えると、今働いている環境や業務内容は畑違い。
けれど、自分がどんな働き方をしたいか考え「やりたい!」と手をあげ、実際に働きながらソフトの使い方などを学び、広報物を作ることになりました。
まだまだ能力不足ですが、プレイヤーが少ないからこそ、自分が手をあげれるチャンスがあり、それを後押ししてもらえているのだと思っています。

また、仕事についてもそうですが、そもそもでローカルには、余白がたくさんあります

もともと草花が大好きだった私が、実際に里山環境の中で暮らしてみたら、そこは宝の山。
都市部にいたときに、お花屋さんで買っていたような枝や実が身近に溢れているじゃありませんか!
こういった地域資源を活かした季節の雑貨を地元の方と一緒につくり、マルシェや朝市で販売して、ちょっとしたお小遣い稼ぎができたら楽しそう〜と構想中。
声かけてみた方も「そりゃやってみたらええなぁ!」とおっしゃってくださっており、プロジェクト化できるかも!?
“こうなったらいいな!” や “みんなとなんかできるかも?!” がたくさんあり、ワクワクの毎日です。

クリスマスのリースづくりをしたいと相談、モミの木の枝を分けていただけました!

自分の小さなアクションが、誰かの新たな暮らしに繋がっていったら嬉しい

岡山にきて6年目。
右も左もわからなかった状態から、本当にたくさんの方に色々なことを教えていただきながら暮らしだし、
2019年もなんとか無事に終えようとしています。

特に今年は、「パワフルですごいね!」といったようなコメントをよくいただきましたが、そんなすごいことは何1つしていません。
私自身は、シンプルに「これができたらもっと楽しくなる!」を1つ1つやってみているだけ。
そして、それが少しづつ実現できている(アクションできている)のは、手を上げたときに「やったらええが!」と、協力してくださったり、応援してくださる周りの方がいるからです。

自分の「やってみたい」をとりあえずやってみることができる、そして、それがリアクションとして返ってくるのがローカルの良いところ。

来年の目標は、受け入れてくださっている皆さんに少しでもプラスになれるよう「自分自身のスキルを磨きながら、周りの方と一緒にアップデート!」。
自分がこうやって働いていること、アクションをおこしていることが、自己満足にとどまらず、誰かの新たな暮らしにつながっていくよう、取り組んでいきたいと思います!

職場の玄関で。手にとってもらえ、魅力を伝えられる広報物をつくれるように頑張りたいです!

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