にいみは豊富な”木育”の資源がたくさん!
心が豊かになる”木育”から”木づかいのある暮らし”を始めませんか?
何気なく手に取った木の食器や、木で作られた家や家具などの香り、訪れた公園や森など、木の香りや温もり、肌触りを感じると心地よいと感じたことはありませんか?
それは「フィトンチッド」という癒しの香り物質があるからだそうです。
(イメージだけではなく、科学的な理由があるのですね!)
そのような”木の良さ”が見直され、ナチュラルなインテリアにも多く使われるようになってきた木材ですが、「木育」、「木づかいのある暮らし」ということばを知っていますか?
私はこの記事を書くまで「木育」とは、子どもが木と触れ合い、好きになってもらうための活動としか思っていませんでした。しかし、調べてみると実際は広く深い意味が。
にいみに住んでいるからこそできる「木育」と「木づかいのある暮らし」、どんなものがあるのか紹介していきたいと思います。
木育について知ろう!
2004年に北海道で生まれたことばで、2006年に「森林・林業基本計画」の中で閣議決定されたことばでもあります。
「木育」=幼児期から原体験としての木材との関わりを深め、豊かなくらしづくり、社会づくり、そして森づくりに貢献する市民の育成をめざす活動のこと。
最近では、さまざまな人がさまざまな立場からこのことばを使うようになり、その活動が目指す目的を「かきくけこ」で表現されています。
か=環境を守る「木育」
き=木の文化を伝える「木育」
く=暮らしに木を取り入れる「木育」
け=経済を活性化させる「木育」
こ=子どもの心を豊かにする「木育」
木を取り巻くすべてのものが関係していました。「木育」といっても、いろんな意味があるんですね。
豊富な資源、にいみの「木育」
市の面積の86.3%を森林が占めている新見市。木育にとって、豊富な資源が存在しています。
私がこのことばを知ったのは、2019年4月より始まった新見市のウッドスタート事業。1歳6カ月健診時に、特産のピオーネをモチーフにした市産ヒノキの積み木が配られました。
巾着袋を開けると、積み木と匂い袋が入っていて、ヒノキの癒される香りに包まれました。木の温かい触り心地と可愛いモチーフで、子どもは積み上げたり、投げたり、噛んだり、、、遊び方はいろいろですが、楽しそうに遊んでいました。
プラスチックのおもちゃもカラフルでかわいいのですが、 この頃から木のおもちゃの方が魅力的だなと思い始めました。木のおもちゃは子どもの五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促し、親にとっても癒し効果があるようです。
我が家には木のおもちゃが増えてきたのは言うまでもなく、、、
また、新見には木のおもちゃや自然を取り入れたアクティビティを提供する団体や木のおもちゃをメインに置いている施設など、木に触れ合える機会がたくさんあります。身近な場所で、小さな時から木と触れ合えれる環境があるって、実は特別なことなのかもしれません。
子どもが育つ環境に木を取り入れていくことで、 木の良さ(魅力)を知ってもらう大きなきっかけにもなります。赤ちゃんから始められるのが良いですね。
にいみで作られた物で「木づかいのある暮らし」
暮らしの中に国産の木材製品を取り入れることで、日本の森林を育てていく運動として、「木づかい運動」が全国で展開されています。
国産木材を使った家に住む、木の家具や食器を取り入れる、薪ストーブ、子どものおもちゃなど、国産木材のある暮らしがあれば、それはもう「木づかいのある暮らし」です。
我が家では、子どもの1歳の誕生日に新見産の誕生木を使った机をプレゼントしました。
世界に一つの誕生木の机は、成長と共に座卓からテーブルへとアレンジができるデザインにしてもらい、ずっと使って欲しいという思いを込めました。結果論ですが、使っていく中で木育への関心が高まっていけばいいなと思いました。
市内には、木製の製品を制作・販売している事業所がいくつか存在しています。おもちゃや食器類、家具など、オーダーメイドで作ってくれるところもあり、自分に合った木との暮らしを可能にしてくれます。
木の製品が身近にあるだけで、心地いいと感じるだけでなく、使えば使うほど味が出て愛着が湧いてくるのも木の良いところ。「木づかいのある暮らし」を通じて、子どもから大人まで木の温もりを感じながら、心も暮らしも豊かになる、にいみの「木育」を体感してみませんか?