夫婦ともに縁もゆかりもない岡山県新見市へ移住。
気軽に頼れる人がいない生活…。
これは事前に知っておけばよかったと思うことを紹介!
結婚を機に夫婦ともに縁もゆかりもない土地へ移住してきた私。
移住前にIJUオーダーメイドツアーにも参加し、その際に気になっていることをIJUアドバイザーに聞いたり、実際に自分の目で見たりしていました。そして、結婚・出産・移住。文字通り新たな暮らしのスタート。実際に暮らしてみると、これは聞いておけばよかったな、、、と思うことが移住後にたくさん出てきました。
そこで!!!移住して2年目の子育て真っ只中の私が、移住前に聞いておけばよかったことベスト5を発表したいと思います!
1つめ。真夏や真冬の気温とその暮らし
夏の暮らし
一昔前だったらクーラーを使うほどの猛暑日は全国的にもなかったですよね。最近は新見市のような高原地域の田舎といえどもクーラーが必要になってきたそう。しかし、空き家バンク登録物件などはほとんどクーラーがついていません。クーラーを自分でつけるとなると費用も結構かかります、、、先輩移住者さんは一夏を越してから、クーラーなしでは無理!と、価格が安くなる冬の間に導入したそうです(賢いですよね!)。なお、シーズン中は在庫が無くなってしまうこともあるそうで、シーズン前に購入検討がおすすめとのこと。私は昨年、一夏さえ乗り切れずシーズン真っ只中に慌てて購入。設置工事の予約が埋まっていて数日待つことに。今となればそれもいい思い出になりましたが、子どもが熱中症にならないか心配で、日中は子育て広場へ遊びに行き、毎日涼しい場所を求めて出かけていました(笑)小さなお子さんのいる家庭や暑さに弱い方はシーズン前につけることを強くおすすめします!
冬の暮らし
雪国で生活を送ったことがない私。移住前は雪ばかり気にしていましたが、移住後に凍結の道の方が運転が危険だと知りました。南北に長い新見市は場所によってかなり気温差があります。中山間部に位置しているので高台に家が建っていることも多いのです。家の立地などを考える際に念頭にあったほうがいいですね。また、古民家は冬は結構冷えるので家の中も思っている以上に寒く感じたり、光熱費がかかることもあるかもしれません。また、都市ガスの温暖な地域で育った私は冬のプロパンガスの料金に衝撃を受けたことも。反対に夏は涼しく快適に過ごせ、光熱費もあまりかかりませんでした。
2つめ。園や学校の子どもの人数と小中学校の区域
移住前は先入観から、どこの園や学校も子どもが少ないと思っていました。しかし移住後、先輩ママさんの話を聞いていると園や学校によって、かなり生徒数の差があると知りました。また、現在小学校は17校ですが、中学校は統合で5校となっており、小学校は少人数だったけど中学校からいきなり生徒数が増えるなんてことも。子育て世代は知っていたら、住む場所の検討材料になりますね。
3つめ。地元の人が通っている病院のこと
生後2ヶ月の我が子を連れての移住。病院のことは気がかりでしたが、市のHPなどの案内では小児科がある病院や診療所はたくさんあり、安心していました。初めての予防接種のときに家から近い小児科のあるところに問い合わせてみた際、対応に慣れていない感じを受けました。不思議に思い、先輩ママに聞くと、市内で小児科医が常駐している病院は新見中央病院だけと知ったのです。小児科があるからと言って小児科医が常駐しているわけではないとわかり衝撃を受けました。田舎ではよくあることなんですかね…地域によっては、市外の病院の方が近いため市外へ行く人もいるみたいですよ。
4つめ。子育てをしている人の話を聞けておけば良かった、、、!
子ども用品が買えるお店・学校生活・習い事・部活動・子どもの生活面など、子育てしていく上で知りたいことや知っていたら良かったなと思うことが結構ありました。移住前は子どももいなかったのでここまで考えられませんでしたが、場所によってはバスや電車の本数が限られているため車を使った生活が基本です。学校以外では親が子どもの送り迎えをすることは日常なんです。(学校はスクールバスがあります)
5つめ。買い物事情
移住前にもチェックしていましたが、新見市内には大きなスーパーは2カ所。その他にもホームセンターやドラッグストア、100円均一ショップもあり、普段の生活用品を買うには何も不便と感じることはありません。しかし土日など休日には、市の北部の人は米子方面。南部の人は福山や県南に出ることが多いらしいと移住後に知りました。
実際に私も毎週ではありませんが、月に数回、休日には県南や米子、お隣の真庭市に買い物へ行くことも。行き先は子ども用品や衣服を求めて大型の商業施設や、子ども用品専門店が多いです。
まとめ
正直、事前に知れる情報には限りがあり、実際に移住して初めて気がつくことがたくさんあります。
私の場合は、子どもが生まれた後の生活もある程度想像して情報を集めていましたが、子どもが生まれるとそれまで考えてもいなかったことが気になったり、考え方が変わり、「あぁ、これは知っておきたかった」ということがたくさん出てきました。
現在は子どもが歩けるようになりどんどん活動も活発になっています。
そうすると、突然の病気や怪我をした際に、休日・夜間でも受付けてくれるのかも気になりだしました。
ママ友に聞いてみると、新見市では市のHPで休日診療医を確認できたり、医療・介護・出産育児相談ができる「にいみ24時間安全安心相談ダイヤル」があるそう。何か困ったことがあれば24時間いつでも電話することができます。「にいみ24時間安全安心相談ダイヤル」は悪用されないようにネットでは番号を公開していなく、一旦市役所の市民課へ問い合わせて番号を聞かなければなりません。とっさの時にすぐに連絡できるよう、携帯に番号を登録するのをおすすめします。というのも、自宅では番号をわかりやすい場所に貼っていましたが、出先で困ったときにかけられなかった経験が、、、。そのとき、全国共通の「こども医療でんわ相談#8000」を利用しました。突然の事だと冷静な判断ができなくなるのですが、処置方法や県内の対応可能な病院の紹介もしてくれたので慌てず対処できました。近くに気軽に相談できる人がいないからこそ、こういったサービスの有り難みが身に染みます。
移住前に今後の人生設計や移住後の暮らしを出来る限り想像して、下見のポイントを明確にしていくことは本当に大事です!移住に向けて活動していく中で少しでも気になることがあれば、気軽に現地スタッフに問い合わせてみてください。また新見市では移住を考えている方に向けて、市内での生活体験をするために市の指定公共施設へ宿泊する場合、市が宿泊費を補助するお試しぐらし支援事業というものがあります。こういった制度を利用し、長めに滞在して移住後の生活をイメージしながら実際に過ごすのもいいと思います。
私はそこまで念入りに調べた方ではないかもしれませんが、移住前に今後の暮らしを想像して新見市に訪れ、移住を決めました。移住前にももう1度訪れて、その際に気になることを見たり聞いたりしました。移住を決めるポイントは人それぞれあると思いますが、先輩移住者さんに聞いてみても最終的には直感!という答えの方ばかりなんです。実際、私も主人と最初に新見を訪れたときにここだ!と直感で決めました。どれだけ想像を膨らませたり、下見をして情報を集めていても実際に住んでみないとわからないことは本当にたくさんあります。住めば都という言葉通り、良くも悪くも今ある生活をどうやって楽しむかは自分次第なんだと感じる今日この頃です。
移住した私の実体験が、そしてこの記事が、移住を考えているあなたの参考になれば嬉しいです。