自然の甘さが引き立つ「おから味噌」〜田舎暮らしの手仕事〜

「おから」を使えば超簡単!
季節を問わず手作り味噌が楽しめます☆

 

昔は、農閑期の手仕事の一つとして、それぞれの家庭で味噌作りが行われていました。いまやスーパーに行けば年中売られている調味料の一つです。

手作りするにも、大豆から作る味噌は時間と手間がかかるため、家庭で作ることが少なくなりました。

しかし、「おから」を使えば手作り味噌が簡単にできるというのです。

スーパーでは安価で売られている「おから」ですが、近くにお豆腐屋さんがあれば新鮮な「おから」を手に入れることができるチャンスです。

ここ岡山県新見市にも、とても美味しいお豆腐屋さんが存在しています。創業37年を迎えた「氷室とうふ」さんです。

市内のスーパーで買うことができるほか、希望が合えば自宅などにも配達してくれるのだとか?私が勤めている新見市移住交流支援センターにも毎週木曜日に配達してくださっています。出来立ての豆腐が買えるだけでも嬉しいのですが、もれなく新鮮な「おから」がもらえます☆

「おから」は、さまざまな料理に活用できるので、サラダにしたり煮物にしたりして万能な食材なのですが、時折余ってしまうことも、、、

そんな時、ほかにも活用法がないかと見つけたのが「おから味噌」でした。

ふむふむ、、、どうやら混ぜて置いておくだけと簡単な工程で美味しい味噌が作れるとのこと!

通常、味噌は熟成させるのに半年以上かかるのですが、作り方によっては一晩で作ることも可能だとか?

それでは、人生初の味噌作り「おから味噌」について紹介します!

混ぜて保存するだけ!

先述しましたが、難しそうな味噌作りも「おから」を使えばとても簡単。

材料も少なく、手間要らずで作れます。また、出来立ての味噌は「おから」の甘みもあってか、素材の甘みを感じられる優しい味わいの味噌が完成します☆

recipe

おから味噌

 

<材料>

 

おから:200g

米麹:400g

無調整豆乳:100cc程度(濃厚豆乳がベスト)

塩:70〜80g

 

<作り方>

①米麹と塩をしっかりと塩切り(混ぜ合わす)する。

 

 

※袋でシャカシャカすると楽チンです。

 

②おからに少しずつ豆乳を入れて更に混ぜ合わす。

 

 

※写真のように、団子にできる程度の固さまで。

 

③ジップロックに空気が入らないようにしっかりつめて、平らにする。

 

 

※空気が入っているとカビの原因になるので、しっかり空気を抜きます。

 

④常温で1ヵ月程度寝かせた頃から食べられますが、3ヵ月〜6ヵ月程度経つとまろやかな味になります。

(約700g程度)

 

好みの味までゆっくり熟成させれば、自家製味噌の完成です。

ひと晩で完成!

すぐにでも食べたい!という方には、ひと晩で完成する作り方がおすすめです!

スープジャーで作れて、翌朝には出来立ての味噌が楽しめちゃいます☆

recipe

ひと晩発酵味噌

 

<材料>

 

米麹(乾燥):130g(常温に戻しておく)
おから(生):75g
塩:13g
水:180ml

 

<作り方>

①米麹はフードプロセッサーに入れ、細かくくだいておく。塩を加えてさらに混ぜる。

 

※フードプロセッサーがない場合は、米麹は包丁で粗く刻む。

 

②鍋に、おからと水を入れて弱めの中火にかけ、混ぜながら3分ほど温める。

 

 

スープジャーに移し、65℃まで冷ます。

 

③スープジャーに①を加え手早く混ぜて、しっかり蓋をして8時間おく。

 

 

清潔な容器に移し替えたら完成。

 

※スープジャーがなければ炊飯器で、蓋を開けて濡れ布巾を被せて同じ時間で発酵させても作ることもできます。

 

「おから味噌」の用途は、お味噌汁や和物など、通常の味噌と同じように使えます。

私は味噌汁が一番好きです。塩分控えめに作っているので、おからと麹の甘さで優しい味わいが楽しめます。

また、自分好みの塩加減で作ることができるので、塩分が気になる方にもピッタリ!ただし塩分控えめで作る場合は、長期間の保存が効かないので1ヶ月ほどで使い切ってくださいね。

旨みが増すだけでなく、発酵のチカラで老化予防や免疫力アップ、美肌への効果が期待できたりと、健康と美容にもいいことがあるため、ぜひこの機会に味噌作りに挑戦してみてください☆

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