作り置きにも!旨みたっぷりの「重ね煮」

作り置きにも便利な調理法「重ね煮」
規則にしたがって重ねるだけで作れます!

 

仕事や農繁期で忙しい時は、ご飯を作る時間を確保するのが難しくなり、どうしても簡単なご飯ですませがち、、、

そんな日が続くと、野菜不足や栄養の偏りが気になってくるかと思います。

そんな時に知ったのが「重ね煮」という調理法。

アレンジも可能なため、たくさん作って作り置きしておけば、重ね煮に少しアレンジを加えるだけで、美味しく栄養が取れる食事が楽しめるのです。

忙しい方の味方ですね!

それでは、今回はその「重ね煮」について、そして作り方、アレンジ方法を紹介していきたいと思います。

重ね煮とは?

ある規則にしたがって鍋に材料を入れて煮る調理法のこと。

本来、野菜が持っている自然の「うまみ」を最大限に引き出してくれる調理法で、砂糖や化学調味料などを使わないのに、驚くほど美味しい食べ物ができあがります。

根っこや皮やアクさえも、うまみに変えてくれる重ね煮は、まるごと自然のめぐみをいただくために、必要不可欠の方法なのです。

材料は好きなもので構わないのですが、重ね煮を作るにあたって重要な原則があります。

それは鍋に入れる材料の順番。

参照:重ね煮とわらの暮らし

画像のように、食材を重ねて煮るのが美味しく出来上がるかの要になります。

東洋哲学の「陰陽論」の考え方が元になっているようですが、私には少し小難しかったので、とにかく画像のように重ねるのを意識しています。

 

また、使う鍋にも注意してほしいのですが、蓋に穴が空いていて蒸気が逃げる物は使えません。

土、鉄、セラミック、ステンレスなどの素材の穴のない蓋付きのお鍋がおすすめです。

そして、塩は天日塩を用意しましょう!

 

基本の重ね煮の作り方

基本の重ね煮は、「椎茸、玉ねぎ、にんじん」の3種類で作ることができ、どんな料理にもアレンジしやすいです。

重ねる順番は、

塩(ひとつまみ)

にんじん(皮を剥かずにそのままカット)

たまねぎ

椎茸

塩(ひとつまみ)

蓋をして、弱火で30〜40分ほど、じっくりと煮込みます。人参が柔らかくなっていたら完成です。

木べらなどで、野菜を混ぜてバットなどで粗熱を取って、冷蔵庫保管をすれば約5日ほど保存することができます。

作りすぎて使いきれない時は、冷凍も可能です。

切り方にも「陰陽論」が関係しているようですが、私は使い勝手の良さをとって、細めに切っています。(もしかしたら、最大限の旨みは引き出せてないかも、、、?)

 

アレンジレシピ3選

基本の重ね煮があると、いろんなアレンジが楽しめます。

今回は中でも、私が作るレシピ3つを紹介します!

①味噌汁(2人分)

重ね煮80g、味噌大さじ2、水2カップ、油揚げ(細切り)1/2枚、ねぎ(小口切り)適量。

具材を入れて仕上げるだけなので、あっという間に味噌汁が完成します。

②コロッケ

ジャガイモを蒸して潰した後に、ジャガイモの約半量の重ね煮を混ぜ合わせてまるめ、通常のコロッケ同様に仕上げる。(ひき肉はお好みで)

ハンバーグの場合は、ひき肉に重ね煮を入れて丸めて焼くだけです。

③サラダ

キャベツを千切りし、塩揉みしておく。水気を切ったら、重ね煮と塩、オリーブオイル、酢(バルサミコ酢など)で混ぜ合わせ、味を整えれば完成。

基本の重ね煮を作った日の夜ご飯は、このメニューが必ず登場(笑)

野菜の旨味が出ているので、他の調味料を足さなくても十分美味しい料理が楽しめます。

 

私は基本の重ね煮以外にも、「ヒジキ・椎茸・じゃがいも・玉ねぎ・人参」バージョンも作ります。このバージョンだと、すぐにコロッケやポテトサラダにアレンジができるので、とても重宝している組み合わせです。

調べれば調べるほど、いろんな重ね煮レシピがあるようで、奥は深そう、、、

まだまだ「重ね煮」初心者ですが、忙しい日でもパパっと野菜がしっかり食べられる料理を作ることができるので、冷凍ストックしておくと大助かりです!

ぜひ一度、旨味たっぷりの「重ね煮」の味わいを体感してみてください。

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