もりくらす / トイレをつくる_話06

友達に手伝ってもらいながら話05でついに完成した、ちょっとハイテクなバイオトイレ。

実際に使ってみて、良いと思ったことと改善できそうだと思ったことを紹介します。

感想はトイレのことについてですが、初めてのDIYで野外に小さな物置や小屋を建てたい時など、少しでも参考になればと思います。

良かったこと3つ

1.トイレ内の明るさ

四方から光が漏れてくる空間

まず、トイレに入って一番良い思ったのが、トイレ内の明るさです。

使ったのは、透明のプラスチックトタン、有孔ボード、半透明のプラベニア。

天井に透明のプラスチックトタンを使ったのに合わせて、内側の壁に有孔ボードを使い、その上に半透明のプラベニアを貼り付けたので、太陽の光が壁からも漏れて入ってくることで、トイレの隅までとても明るくなりました!

2.水で流れる

仮設トイレということを忘れさせる水洗機能

流せることで、ボットントイレ特有の匂いがなく快適な気持ちでトイレを使うことができます!

電力源やポンプといった機器やタンクが必要にはなりますが、気分的な使いやすさや快適性を考えると、水洗式にして良かったと思います。

3.風化・劣化防止対策

野外に放置しても劣化しにくい対策

地面に近い床材や床に防虫・防腐剤を塗り、壁にはさらにプラベニアを貼り付けることで、虫や雨風による劣化がほとんど見られず、今後の持ちにも期待できそうです。

改善したいこと3つ

1.ソーラー発電へ

持ち運びが不便

電源はポータブルバッテリーを使っていて、家で充電したものを畑に持ってきているのですが、リチウムイオン電池は重たく、毎回の持ち運びが少し大変です。

トイレの屋根にソーラーパネルを取り付けて、常設できるようにすれば持ち運びと充電の手間が省けるし、自家発電なので電力コストもかかりません。トイレの使用頻度に合わせたソーラー発電への移行は改善できそうな点ですね!

一方で、バッテリーやソーラパネルなどを畑に常設するための盗難防止対策が必要かもしれません。

2.温度調節

温室効果で夏の昼間はサウナ

空気の入れ替えとして窓を取り付けなかったため、密閉させないような壁の貼り方をしたのですが、それでも室内がとても暑くなりました。湿度は低めで、体感的には農業で使うビニールハウスよりマシですが、それでも暑いです。

そばに木を植えるとか、屋根に簾をかけるとか、来年の夏場に備えて何かしらの対策が必要だと感じました。

3.屋内用の材料を使わない

合板が剥がれてしまった室内用のドア

これは当たり前のことなのですが、材料がタダで手に入るからといって、屋内用の素材を屋外に使うことはやめた方が良いことを実感ました。使ったのは屋内用のドア。

設置してすぐに屋外の厳しい環境に耐えきれず、合板が剥がれてきてしまいました。

剥がれると防腐剤を何度も塗り直す手間がかかるし、耐久性もさらに悪くなってしまいます。

用途や使用環境にあった材料を使いましょう!

まとめ

第6話までに渡ったトイレ作りプロジェクトのコラムですが、いかがだったでしょうか。

トイレ設置に関する法律関係からコンセプトの確認、仮設トイレの設置について気をつけたいこと、構造のアイデアを考える時に使えるウェブ上のソフトウェア、

そして、DIYで役立つ道具たちや材料の調達方法、実際の組み立てと使ってみた感想を所々田舎ならではできるお話を織り交ぜながら紹介させていただきました。

さまざまなことが専門外で、友達や地元の人に聞いたり、趣味のDIYレベルで試行錯誤しながら進めてきたので、間違いやもっと良い方法がたくさんあると思います。

そういうことも含めて色々と紹介させていただくことで、何かを作ってみることのへインスピレーションや田舎暮らしへの夢やワクワクを膨らませていただくモチベーションにつながれば幸いです!

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