一面黄色の菜の花畑で春の訪れを感じさせる「菜の花」
視覚だけではなく、味覚でも春を感じることのできる春限定の食材で田舎暮らしを楽しんでみませんか?
日差しがポカポカと暖かくなり、お出掛けが楽しくなる時期となりました。
また梅や桜の花が咲く頃、道端や畑で一面の黄色い菜の花畑を目にするようになりました。ピンクと黄色の光景に思わず「わあ!」と声が出てしまいます。春の訪れを感じる瞬間ですね。
でも、花より団子のニミログライターnami。
春に美味しく食べられる食材「菜の花」を使ったレシピをご紹介したいと思います。
菜の花とは?
菜の花は黄色い花の総称、アブラナ科の野菜の事です。アブラナ科といえば、ブロッコリーやチンゲン菜、白菜、キャベツなんかもあるんです。スーパーで売られているのは品種改良されているものが大半だそうです。
見た目が素敵な菜の花、栄養もたくさん詰まっていました。
- βカロチン
- ビタミンB群、C、E、K、などのビタミン類
- カリウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄などのミネラル
- 食物繊維やビタミンBの一種である葉酸
特にビタミンCは豊富で、
ほうれん草のおよそ4倍も含んでいるんです。
葉酸・鉄分といった不足しがちな栄養素も、野菜の中でトップクラス。
これは食べないわけにはいきません!
家庭菜園で菜の花を
今回準備した菜の花は、自宅の家庭菜園で収穫したものです。
というのも、昨年植えた白菜が巻かなかったため、菜の花用にと抜かずにとっておきました。収穫のポイントは、まだ花が咲く前の蕾の状態の茎の部分だけ摘み取ることです。すると次々と新芽が出てくるので、しばらくは楽しめます。柔らかくてほろ苦い菜の花、たくさんのレシピがありますよね。今回は、地元や家庭菜園で手に入る食材を使ったレシピの紹介です。
『菜の花の白あえ』
使用する豆腐は、神郷三室地区で作られている氷室豆腐。木綿でも口当たりが滑らかでオススメです。(神郷の直売所で買うとおからがもらえます)
また、干し椎茸は我が家で栽培している原木椎茸。昨年収穫したものをスライスして乾燥して保存しておいたものです。
RECIPE
菜の花の白あえ
材料
豆腐 1丁
菜の花 適量
にんじん 1/3本
干し椎茸 3枚
水 1/2カップ
醤油 小さじ1
砂糖 小さじ1
–胡麻味噌–
*白すりごま 大さじ4
*味噌 大さじ2
*砂糖 大さじ2
*塩 少々
作り方
①豆腐はキッチンペーパーに包んでしっかり水気を切っておきます。
②干し椎茸は水に戻しておく。にんじんは短冊切りにし、戻した椎茸とにんじんを鍋に入れる。材料の水、砂糖、醤油を入れ水気がなくなるまで煮詰める。
③菜の花はさっと茹でて水気を切っておく。
④ボールに豆腐を網で越しながら入れていく。(滑らかな仕上がりになります)*の調味料を入れてしっかり馴染むまで混ぜる。
⑤粗熱がとれた具材を④と合わせて完成!
ゴマの風味がたっぷりの季節を感じられる菜の花の白和え。普段は、ほうれん草や小松菜を使う料理ですが、菜の花を使った白和えはこの春の時期しか味わえません。
また原木椎茸が出てくる頃、生の椎茸を使うことによって、肉厚の椎茸のプリッとした食感も味わえてさらに美味しくなります。
原木椎茸の栽培が気になる方は、こちらの記事もどうぞ。
『菜の花のからし和え』
材料はたったの4つ!とても簡単だけど美味しい一品。
RECIPE
菜の花のからし和え
材料
菜の花 適量
練り辛子(チューブ) 2cm
白だし 小さじ1/2
みりん 小さじ1/2
作り方
①菜の花をさっと茹でて、冷水で冷やし、水気をしっかりきる。
②練り辛子に白だし、みりんを入れ、辛子が溶けるまで混ぜる。(辛いのが好みの場合、辛子の量を調整してください)
③茹でた菜の花を②と軽く混ぜ合わせる。
ピリッと辛いからしあえ、お酒の肴にぴったりです。
3月の初旬から手に入れることのできる 新見の地酒「三光ひのくち」の新酒と一緒にお花見なんかもいいですね。
「地酒×地豆腐×畑の野菜=田舎らしい春の贈り物」
ここ新見で手に入るものばかり。地元の食材で季節の移り変わりを楽しめる田舎暮らしも素敵ですね。
この時期にしか手に入らない菜の花、春の味覚を楽しんでみてはいかがですか?