楽しすぎる田舎暮らし?! vol.1 移住当日から現在まで

移住。昨今移住という言葉は良く使われ浸透したと思う。意味合いは都会の人が田舎へ引っ越す方が意図的なものとしては近い意味だと思われる。でも、田舎の人が都会に行くことも移住。

じゃあ、なんでお互いが新天地を求めて別の土地へと移住していくのか? 移住することで見えてくること、もの、体験、感覚等々書いていきたいと思う。

今回は最初の投稿だけど、まずは移住当日から現在までの経緯を書いてみようと思う。さて、我々夫婦にとって岡山県新見市への移住はどうだったのか!?

 

冬の引っ越しとリフォーム

2017年10月末日に東京のマンションを売却して、午前中から銀行へのローン一括返済等をあくせくしつつも信用する不動産の担当者の方について終わらせ、最後の荷物+猫3匹を乗せた乗り捨てのレンタカーで、自由ケ丘から新見へと車を走らせた。 深夜になる前には新見へ到着。そして高速を降りた目の前のコンビニで水と多少の食べ物を買い家に向かう。 車からでた時に寒い!と思ったことを覚えている。 そう、東京は10月でもまだまだ新見よりは暖かい。

そして、この日に到着して荷物をばらして寝床作ってなんてやっていると絶対に朝になることがわかっていたので、我々は引っ越しの当日から1週間前の間に2度ほど日帰りで東京から岡山の家に来て掃除をした。なんせ、着いたらすぐに寝れるような荷物の量ではなかったので、着いたら直ぐに休めるようにベッドから全てを準備していた。

まさに狙い通りで、慌てることもなくゆっくりと休むことができ、猫も驚くスピードで新天地の家に順応していた。 そこから約半年は怒涛のリノベーション、家財道具の整理、そして庭にある剪定された木々の片付けから土地のどこかに隠されたゴミ達の収集+処理場までの運搬を連日おこなっていた。この年は特に寒く1週間連続でマイナス10度なんてこともあり、完全に水が凍ったこともあった。今となれば笑えるような体験だけど、当時はメンタル的にもフィジカル的にもいっぱいいっぱいで、なんでこんな辺鄙な所に来たんだ?と何度も自問自答していた気がする。

でも、夫婦で決めたこと。やり通すしかないという気持ちは一度も消えることはなかった。ただ、何よりも助けになったのは集落の住民達が、気さくに声をかけてくれ、やれ、あれができたから採りに来なさい、こういうイベントがあるから参加しなさい、忘年会あるからでなさいと田舎特有の近所づきあいに声をかけてもらい、参加したことで人の心の優しさに触れたことが自分たちへのヘルプになったのだと思う。

 

リノベーション中。湿度の吸収がより多くできるよう、自分たちで漆喰へ模様を入れた

 

 

そして迎えた春と新居

そんなこんなで季節も良くなり、リノベも終わりが見えて来た頃、東京の友人達から来たい!という連絡も増え、3月末には細い部分でのリノベは残しつつも大方終わり、離れの生活に別れを告げ母屋へと移動。 色々と職人さん達を手伝った(邪魔した?)ので今考えると何をしたのかも思いつかないほどあるけど結構色々とやった記憶がある。

そこからは近所づきあいも更に密になり集落全体の方々から声がかかるようになり、野菜を買うことが必要無くなったのはいうまでもない。 冬は特に怖く白菜大根爆弾が投下される。

仕事も順調に軌道に乗り生活が安定してくると、東京からも家族や友人達がひっきりなしに遊びに来てくれ、こんなに幸せなことはないと思える日々を過ごしている。皆、お風呂も薪風呂でインターネットはなく、お店なんかも全くないのが田舎だと思っている節があり、新見という街を見てびっくりしている。いやいや、田舎だからってそこまで不便な生活をあえてしようとしている人はそうはいるまいといつも思う。

家の前でバーベキュー。移住者も地元の方も皆で一緒に

 

友人を迎え入れることで改めて感じる新見の素晴らしさ

何よりも新見に来ておもてなしの観点からも素晴らしいことがいくつかある。

人の優しさ
これは何にも代え難く本当に優しい。 家に多くの車があるかお客があると知ると、野菜を持ってきてくれたり、都会の人なので野菜の収穫を体験させてくれたりする。まぁ、これだけじゃないけど。。

ご当地のグルメがある
A級グルメの街を謳っているだけあって色々とある。けど、それらを食べれる所が少ないのがイマイチ。 千屋牛、ピヨーネやマスカット系、キャビアなど。 ただそれ以上のお気に入りは新見の神郷地区で途絶えていたアマゴの養殖を復活させた友人が出荷しているアマゴ。まじで美味しい。うちに遊びに来たら食べましょう。

まぁ、食が豊になると田舎の暮らしもより豊になり人も集まる。夏は暑いし虫が多いけど冬になれば虫も蛇もいないので、いよいよバーベキューとキャンプシーズンの到来である。冬は外で作業するには最高の季節!

 

やりたいことがあればやったらいい

エンタメはあまりないけど、東京でイベントを6年に渡って開催してきたので何か思いつきでもできそうだと思っている。やりたいことがあればやればいいし、やりたくなければ別にやる必要もないと思う。基本、Blue Ocean状態で、何か始めるとすぐにRed Oceanになるだろうけど、おそらくは価格破壊が起こるのと、クオリィティが真似レベルになるということくらいで、ちゃんとしたサービスとクオリィティを保てれば基本大丈夫だと思っている。まずは、色々とアイディアを仲間と話し合って、色々な可能性を暮らしと同様に考えてみると楽しいし、何かが生まれるかもしれない。

 

まずはやってみよう!ではじめたプロジェクト、移動式居酒屋「赤ちょうちん」

 

田舎暮らしは楽しい!

人付き合い、日々の暮らし、農作業や土木作業、たまには猟なんて色々とやって過ごした後のビールは美味しいこと間違いない。素晴らしい自然の中で飲むビール。縁側で夕日を見ながら飲むビール。お酒でなくてもいいけど、1日にひと段落をつける時間の過ごし方のリッチさは田舎でないと味わえないかもしれない。

 

家の前で妻と愛犬と。今まで犬は飼っていなかったが、縁あって紀州犬と一緒に暮らしている

 

田舎暮らしまでの体験をリアルにシェアしてみました。これが大変か大変じゃないかはその人次第だけど、やっちゃえばとにかく楽しい。次回は移住するまでの移住準備期間について、また体験をリアルにお届けします。

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