春先から初夏にかけての暮らしと仕事
さあ!田植えだ!なんて言いつつもお仕事も。。。
というのが4月から5月にかけての時期である。
会社によっては新期が始まり、新入社員として社会に初めてでる社会人一年生もいるかと思えば、田植えが。。。なんて言いつつも普段の仕事にも忙殺されるという人もいる(ちなみに私。。。)
世の中の状況がなんであれ、自然はいつも通りに動いていくけどこれがなかなか早い。
春先から初夏にかけての農ある暮らしについて
春先から初夏にかけては、ひたすらお米の苗づくりそして田植えが待っている。
今年の4月は比較的涼しく、むしろ最初のほうは寒いくらいで、苗の成長が気になって気になって毎日が冷や冷やだった。
とはいえ、4月終盤には最低気温も10度を超えてきたので苗の成長も一気に伸び始め、5月に入ると、まずは小さな棚田から田植えをスタートし、棚田が終わると次は大きな田んぼの田植えへと今年はスムーズな流れで進めることができた。
田植えの様子はというと、写真の様に4条植えの田植え機にのり田んぼへ入り、ひたすら植える作業をやる。
一見簡単な作業に見えるが、この作業の大変なところは常にどこを走っているかということを認識しつつも、背負っている苗の量も把握していないと田んぼの奥の方で苗切れを起こしてしまう。
そうなってしまうとまぁ大変。
止まった場所まで苗を運ばないといけないのだがこれがすごく重い。
田んぼ内の作業は迷路のような感じで入り口と出口を考えて動かないと無駄な動きをしてしまうため入る前にイメトレが重要だったりもする。
まぁ、イメトレしたところでその通りにはならないんだけど。
そこが農業の面白いところでやればやるほど奥深さを感じる。
さて、前回のコラムでは、移住したらまずは集落の人たちとの関わりが重要と書いていきました。
この田んぼをやるというのが、我々に取っては集落との関わりをさらに深くする一つの出来事であったと認識してます。
今までも十分溶け込んでいたとも思っていたけど、お米をやるということで周りの農家さんたちもさらに認めてくれたというか、彼らの大変さを理解しただろうと思ってくれたというのか距離が近くなった感じがありました。
まず自分たちはどういう人で何をしたいのか?をいろいろと喋ると、今度は実際にやるということが重要で、お米育てたいんですよね〜、野菜を〜、と言いつつも手が動いていないとだんだんと飽きられてくるのも事実。
これは都会で今度飲みいきましょうって言いつつ全然いかない人の感じかな。。
我々はお米育てたいんですよね〜、そして無農薬でやってハゼがけして。。。
伝えている方々は実際に田んぼやっているのでその大変さを知っているので大変じゃろ〜、無理するなと教えてくれる。
でも実際にやり始めるとその本気度が伝わってやれこうやれとかこの道具を使っていいよとかいろいろとてご(手伝い)してくれる。
コミュニケーションの深め方は、行動は違えど根本はどこでも一緒だなーと思います。
一方、仕事面はどんな感じかというと
農作業については上の通りで、結構忙しく作業をしていると、色々な人から、仕事は?今コロナだし大変じゃ?と声をかけられることも多い。
実際のところどうなのかというと、今はリモートワーカーとして以前働いていた業界のお世話になったり、いろいろな人のつながりでお仕事をもらえている。
ただ社員としての雇用契約ではないので、フリーランスとして業務契約を結び、自宅の仕事部屋で作業したり、WEB会議やミーティングを行ったりしている。
自宅と仕事場が一緒のため、仕事もしながらも、仕事と仕事の間には畑や田んぼの作業をしたりもしている。
これは田舎暮らしとリモートワークのいいとこ取りができる贅沢な方法だと思っている。
大体普段はこんな感じだ。
・6時起床
↓
・犬の散歩
↓
・畑や田んぼのチェック
・鶏の世話
↓
・8時 コーヒータイム
・合わせてニュース確認したり仕事のスケジュールの確認
↓
・9時 仕事開始
という形で、朝は割とルーティン化されていて、暮らしでやる必要性のあることと仕事関連を混ぜつつ1日の準備をしていく。
この後の時間は日々バラバラのスケジュールで動いていくものの、メインは仕事をしていきながらそれぞれに必要な時間があれば仕事と仕事との合間を見てこなしていく。
このようにうまくスケジュールを調整していきながら暮らしと仕事を繋げていくためには、
・田んぼや畑ならまずそこまでいくのにどの程度時間がかかるのか?
・やりたい作業がどの程度の時間がかかるのか?
・準備後片付けに時間はどの程度かかるのか?
をよく知っている必要がある。
もし歩いて5分かかって、支度に10分、後片付けに10分かかるのであれば、1時間の隙間時間では25分しかそれをやることができない。そうなると、大掛かりなことはできないのでちょっとしたことをそこでやろう。と作業項目を決めていく感じである。
トラクターのような機械に乗る時は、そもそもトラクターのスピードも遅いし耕運の時間も結構かかる。
どの程度の広さの土地だとどの程度の時間がかかるということを認識しておく必要がある。
これは後々仕事との共存を図りたいのであれば確実に知っておくべき内容だと思う。
冬なら厚着するだけだけど、夏場だと汗を書くので着替え等も加わってくる。
ここが忘れやすいので気を付けるべきポイントにもなる。
この辺は経験によって培っていくものでもあると思う。
田舎暮らしも4年目。私も少しづつ経験がストックされていると感じている。
まとめ
田んぼや畑の様な農作業と仕事という半農半X的な動きをするのであれば全体や最終的な着地点がどうなるといいのか?
また終わらなくてもどうやって期日内に終わらせることが可能か?をよく考えてから行動することをお勧めする。
私も思いつきで動く性格なので、後々あ〜あこうしておけばよかったと思うことだらけ。
もっと事前に考えることができれば、後々の効率が圧倒的によく生産性も上がりうまくいろいろと回すことが可能となる。
なんでも段取りが重要で、ここさえできれば後はやるだけなので畑も田んぼも同様に考えるよう努力している。
仕事でもそうだけど、最終ゴールをイメージさえできればあとはやるべきことを逆算しながらスケジュールを出して進めればいいと言うこと。
これさえできればいろいろとスムーズにすすむはずなんだけど、かく言う私もまだまだできません!
でも、できないだらけでもないので着実に一歩一歩進んでいきましょう。
次回は梅雨の時期の暮らしと仕事等について書いていきたいと思います!
では、また。