ドジョウって食べれるの?生きたドジョウをどうやって料理するの?
今回のレシピはドジョウの南蛮漬けです!
先日、当サイトのライターがドジョウ養殖の現場に取材に行ってまいりました。
ありがたいことにたくさんの生きたドジョウを頂き、せっかくなので、みんなで新見産ドジョウを調理して味わってみようということになったのです。さて、いったいどんな料理ができあがるのでしょうか?
ちなみに、今回取材に行ったライター以外はドジョウを調理することはもちろん、食べるのも初めてです!
ドジョウ料理について
世の中には「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」という言葉があるようです。これはドジョウ一匹分の栄養価がウナギ一匹分の栄養価に匹敵するということらしく、土用の丑の日にスタミナを付けようと食べるあのウナギと同じくらい栄養があるとのこと。
特に、カルシウムはウナギの9倍!そのカルシウムの消化を助けるビタミンDもたっぷりだそう。
さて、ドジョウ料理と言えばドジョウとゴボウを煮込んで卵で閉じた江戸生まれの鍋料理、柳川鍋が有名ですね。浅草など川の近くが発祥のようです。
わたくし、東京に住んでいたこともあり柳川鍋の存在は知っていましたが、実は今まで食べたことがありません。食わず嫌いです、、、
ドジョウは私のような食わず嫌いが多い魚のようですね。
今回はそんな私達の為に、すでにドジョウ経験済みのスタッフがドジョウ初心者でも食べやすいレシピを教えてくれました。
お酒でドジョウを酔わせる!ドジョウの南蛮漬け作り
今回、作ったのはドジョウの南蛮漬け。
調理自体はアジの南蛮漬けと何ら変わりはないのですが、、、手元にあるのは生きたドジョウ。ドジョウはたいへん生命力が強く、バケツの中でも何日も生き続けられる生き物です。
さて、そのようなドジョウをどう調理するのでしょう(^^;
RECIPE
ドジョウの南蛮漬け
材料(4人分)
ドジョウ 100g
酒 大さじ3
片栗粉 大さじ2
野菜いろいろ 適量
赤唐辛子 2本
<つけ汁>
しょうゆ 大さじ2と1/2
酒 大さじ2
酢 大さじ2
砂糖 小さじ2
揚げ湯 適量
付け合わせの野菜は、その時畑になっていたもの、冷蔵庫に残っていたものなどです。お好みで!
作り方
野菜を食べやすいサイズに切ります。
つけ汁の材料と唐辛子を鍋で煮立てます。
この時、人参など少し火を通したい野菜があればと一緒に煮ます。
煮立ったら火を止めて、他の野菜も入れて鍋の中で和えます。
バットに移して馴染ませます。
ここからが本番!
いよいよドジョウに取り掛かります。
南蛮漬けなので、片栗粉を付けて揚げるのですが、生きたまま熱い揚げ湯に投入するのは抵抗があります(^^;
聞けばなんと、お酒で酔わせて仮死状態にしてから調理するとのこと。
こちら、その時の様子。
大暴れされて驚きました。その後、飛び散り防止の為に蓋をしました。
しばらくするとおとなしくなるので、水でよく洗いぬめりをとります。揚げた時に跳ねないように水気もキッチンペーパーでぬぐいました。
ぬめりが無くなると、ちゃんとウロコっぽい。
片栗粉にまぶして揚げます。
生き返ったらどうしようかと思いましたが、大丈夫でした。
揚げたドジョウもつけ汁に浸します。
味が馴染んだら、完成。盛り付けます。
今回は大きめのドジョウを選んで丸のまま調理しましたが、問題なく骨まで食べられました。食わず嫌いの原因であった泥臭さは全く感じず、とても美味しかったです。
ドジョウをお酒で酔わす場面には驚きましたが、それ以外では、ドジョウを開いたり鱗を取ったりなどの手間もなく、調理しやすい魚なのではないでしょうか。
ちなみに私、この日は5匹のドジョウを食べたので、5匹分のウナギを食べたのと同等の栄養を摂取したことになります!
食用ドジョウの可能性について
ドジョウレシピ、いかがでしたか?
山間部で暮らしていると海辺のように新鮮なお魚に頻繁にあり付ける訳ではないので、これを機にドジョウを含めもっと積極的に川魚を食べて行きたいなと思いました。
また、いろいろ調べていて分かったことですが、ウナギ資源が減りつつある今、ドジョウはウナギの代わりとして注目されつつあるようです。土用の丑の日にドジョウの蒲焼きがスーパーに並ぶ日も来るかもしれませんね。
さて、そんな訳で食べきれなかったドジョウを少しもらって帰り、自宅のたらいを生簀にしました。生簀に入れて、しばらく経ちますが、1日に1回ホームセンターで買った餌をやるのと、週に一度水換えする以外は全く手もかからず、弱りもしていません。
今年は7月27日が土用の丑の日だそうなので、その時は蒲焼きにでもしてドジョウパワーにあやかりたいなと思う筆者なのでした(笑
今回ドジョウを頂いた雛田さんの仕掛けをヒントに洗濯ネットで囲いました。こうすればドジョウすくいで手こずることなく水替えできます。