暖かくなりましたね。
新見市でも、ここ10日間ほど晴天が続いております。暖かくなるのと同時に農ライフも途端に忙しくなります。
ピオーネ栽培においては、苗木の植え付け、トンネルのビニール張り、柴・茅の準備などが春の仕事でしょうか。今年は芽が出るのも早そうなので、苗木の植え付けは例年より急かされるところでした。
これに加えて陽気な春休み。冬の間、おとなしくしていた子供達もここぞとばかりに外に出ては汚れて帰ってきます。掃除、洗濯、それに加えて、新学期の準備。
作物も人間も、みんなが始動する春。農家の我が家は大忙しです。
たっぷりのほうれん草はペーストに
さて、そんな中、ご近所さんより、たっぷりのほうれん草を頂きました。この時期、みなさん畑に出ておられるので、畑でのご近所づきあいも活発です。ほうれん草も畑でいただきました。
せっかく頂いたお野菜なので、採りたてのうちに、すべて食したいところですが、、、前述のとおり忙しい時期なので、お料理にたくさんの時間を割くことができません。
そんなときは、使いやすい形に一次加工しておくのが一番です。今回はほうれん草ペースト。
方法は簡単です。軽く茹でたほうれん草をブレンダーかフードプロセッサーでペースト状にしておくだけです。ペーストにすると驚くほど、かさが減って、保存の場所も取りません。数日中に使うならタッパーなどに入れて冷蔵庫へ。しばらく使わないならサランラップに包んで冷凍保存しても良いです。山のようにもらったほうれん草がおおよそ800gのペーストになりました。あんなにボリューミーだったほうれん草が、タッパー2つ分です。
後日、このペーストでほうれん草カレーを作りました。北インドの料理サグパニール(サグはヒンディー語で青菜の煮込み、パニールは水牛の乳で作るチーズ)を模してみました。
冬の間にまとめて炒めておいた玉ねぎペーストも使って、忙しいときの時短メニューです。
RECIPE
ほうれん草カレー サグパニール
材料(4人分)
ほうれん草ペースト 400g ごはん茶碗大盛りぐらい
玉ねぎペースト 200g ごはん茶碗小ぐらい
トマト缶 1缶
にんにく 2かけ
生姜 2cm
パクチー 好きなだけ
クミンシード 小さじ1
*コリアンダーパウダー大さじ2
*ターメリックパウダー小さじ1
*ガラムマサラ 大さじ1
*唐辛子パウダー 小さじ1/2
ヨーグルト 大さじ4
塩 適量
チーズ 150g
作り方
サラダ油大さじ2でクミンシードを炒め、香りが出てきたら、みじん切りにしたニンニク、生姜を加えて炒めます。
玉ねぎペースト、トマト缶、*のスパイスも加え、練るように炒めます。
トマトの酸味が飛んだぐらいで、ほうれん草ペーストを加え、さらに炒めます。
ヨーグルトを加え、混ざったら、水200mlと塩小さじ1を加えて、弱火で10分程煮込む。
一口サイズに切ったチーズを入れて、塩味を調整したら完成。
(溶けやすいチーズを使うときは火を止める直前に投入)
温かいうちに、お好みでパクチーを散らして、お召し上がりください。
チーズはカマンベールチーズを使いました。本当ならナンで食べたいところですが、忙しいときのメニューなので、ナンは焼きません。市販のバケットをナンの代わりに。こうすると、ほうれん草が苦手な我が子も食べてくれます。そして、もとは、とってもボリューミーなほうれん草。一口食べただけでも相当量のほうれん草を食べたことになります。
お肉が足りないかもという家には、さらにタンドリーチキンをトッピングするのがおすすめです。その場合、ヨーグルトにスパイスを混ぜた肉の漬け汁は、カレーの材料に流用できますよ。
農に遊びに、せわしなく活動する家族の身体にヘルシーに。
家事に育児に農にと急かされる私にもやさしく。オススメのほうれん草カレーでした。
この、ほうれん草ペースト、カレー以外にもポタージュやパスタソースなど、いろいろ使えます!!