成分を抽出した”よもぎオイル”でボディケア
保湿以外にも切り傷や虫刺されにも
春の野草と知られているヨモギは、日本の万能薬草としても有名。
ヨモギは漢字で書くと「四方木」と表されるように、四方八方どこにでも生えているポピュラーな野草です。
ヨモギの活用方法についての記事を過去に書きましたが、よもぎ風呂だったり、料理に使ったり、昔から親しまれています。
ヨモギの活用方法についての記事を過去に書きましたが、ちょっと手を加えて作る自然素材のアイテムが作れるのを発見しました。
それは、「ヨモギオイル」
ヨモギの成分をオイルで抽出し、暮らしに取り入れるというもの。
それでは、よもぎオイルの使い方や作り方について紹介していきます。
ヨモギオイルの使い方
擦り傷、切り傷、やけど、乾燥肌、アトピーなどの肌トラブルにも使用可能です。
ヨモギには、止血の効能もあるため、レジャーや農作業でできた小さな怪我など、お出かけのお供として重宝する手作りアイテムです。
もちろん、マッサージオイルとしても使えます。
使用するオイルを色々変えてみると食用も可能です。
ホホバオイル→全身のスキンケア用に。
圧搾抽出されたごま油→スキンケアの他に、ドレッシングなど食用も。
作り方
①ヨモギの新芽を集め、水洗いをしてしっかりと水気を切り、葉っぱだけにする。
②ヨモギを鍋に入れ、ヨモギがヒタヒタになるまで植物オイルを入れる。
*無色・無臭のオイルであれば何でもOK
今回は食用にも使えるよう太白ごま油を使用。
③弱火で優しく混ぜながら、じっくり成分を抽出する。オイルが緑色になってきたらOK。
*高温になりすぎるとヨモギの素揚げができてしまい、別物になってしまうので加熱のし過ぎには注意してください。
④熱いうちにガーゼなどで濾し、粗熱がとれたら瓶に移し替える。
油の酸化が気になる場合は、瓶にヨモギとオイルを入れて湯煎をしながら抽出するのも◎
グリーンが映えるとってもきれいな”ヨモギオイル”が完成しました!
草餅の香りがします(笑)使い心地は、油のベタつき感は多少ありますが、とってもしっとり。
小さな小瓶に入れて、持ち歩くのも良さそうです!
食用できるオイルで作ったので、サラダにかけたりもしてみたいと思います。
※バームを作る時は、このオイルに蜜蝋を入れて湯煎で溶かして、冷やせば完成
4月から新芽が出だすヨモギですが、たくさん採って乾燥させたものでもオイルが作れるとのこと。
成分はそのままで、生のヨモギは濃い緑、乾燥したヨモギは薄い緑と色味が違うだけだそうです。
ヨモギの時期が終わっても、たくさん採って乾燥させて保管させておけば、いつでも作ることができます。特に乾燥しやすい冬の季節には重宝しそうですね!
思い立ったらできる田舎の手仕事シリーズ。
自分で作る自然素材のスキンケアアイテム、ぜひ作って取り入れてみてください。