ブレーカーが落ちるを解消!
古民家で快適に暮らすための電気工事のススメ。
IH調理器をはじめとした調理家電や電気温水器、ストーブなど、暮らしに電気が欠かせない現代。
しかし、昔は現代ほど電気を使わない暮らしだったため、電気のアンペアが低く設定されています。
かくいう、ライター宅も昔ながらの古民家のため、リフォーム前はアンペア数は低いまま。なんならコンセントもあまり配置されていませんでした。
当時は、かなりの頻度でブレーカーが落ちていたものです。
特に、炊飯器(炊飯時)・レンジを同時に使うと一発アウト!
ましてや家族で住んでいるので、各部屋でドライヤーを同時に使ってしまいブレーカーが落ちるなどざらに起きていました。
タイミングをはかりながら暮らしていても、ブレーカーが落ちた時はげんなり。夜は暗闇の中ブレーカーまで手探りです(笑)
これって、古民家暮らしの落とし穴かも…
そんな苦労をしながらの暮らしはちょっと大変なので、ぜひ経験者として電気工事をおすすめします!
単相2線式100V/単相3線式200V
「単相2線式」と「単相3線式」の違いを簡単にいえば、2本の電線を使って100Vの電源を使用するか、3本の電線を使って100Vと200Vの電源を使用するかの違いです。
昔はあまり電化製品が普及していないこともあり、古民家など昔の家の多くは単相2線式100Vが主流。
多くの電力を必要としなかったため、20〜30Aほどで事足りていました。
しかし近年は、エアコン、IHクッキングヒーター、食洗機など200Vを必要とする電化製品が増え、家電の大型化に伴い20〜30Aでは間に合わなくなっています。
消費電力の高い家電を同時に使うとブレーカーが落ちるというワケですね。
工事費用は?
単相2線式から単相3線式に変更する電気工事費用は、ネット上で調べたところ10万円前後かかるようです。
古民家にはまれに「布被覆の電線」や「シーリングではない照明コンセント」のケースもあるようです。
布被覆の電線は現在は禁止されており、シーリングの設置をしないといけないなど、大掛かりな電気工事になる場合もあります。
我が家は、ついでにコンセントの増設もお願いしたので、プラスアルファの費用が発生しました。
電気料金は?
電圧を変えると電気料金も倍になるのではと心配しましたが、安心してください。
100Vと同じ使用環境・状況であれば、電力が強くなっても、消費電力は変わらないため電気料金には影響がでません。
もちろん、200V対応のパワフルな電化製品を使えば、その分電気料金はかかります。
契約アンペアの変更のみも可
古民家(単相2線式)の場合、20Aで契約している家もあるため、30Aで暮らしていたのなら、アンペア数の変更がおすすめ。
管轄の電力会社に連絡して契約アンペアを上げてもらうことが可能です。
基本的にアンペア数の変更は、無料の場合が多いです。
専門的な内容なので、わかりにくい説明や間違いがあったらごめんなさい(汗)
要するに、電化製品を快適に使うなら100Vより200V!
これから古民家に住む・ブレーカーが落ちて困るという方は、ぜひ検討してみてください。