田舎暮らしに向けて古民家購入!
…と意気込んでいろんな物件を不動産屋やwebで検索してみても、ぴんからきりまで本当にいろんな価格の物件!
さらに同じような条件なのに100万円ぐらいで買えそうな物件もあれば、1000万円(!)もしたり…
気になる物件探しの前にどんな価格設定をしてあるのか気になりますよね。
今回は知っておくと便利な古民家の不動産売買価格の決定法についてお伝えします!
古民家購入、引いては田舎暮らしを検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
【一般的な中古物件の場合】価格が決まる方法は3つ
築年数や部屋の広さ、間取りも似ている物件なのに、価格が百万円も違う……。空き家・古民家を探していてこのような物件を見ると、価格が違う理由が気になるものです。
そもそも中古物件の価格を決める方法は、大きく分けると取引事例比較法、原価法、収益還元法の3つがあります。
一般的な場合、ほとんどの中古物件は取引事例比較法を用いて価格を決まります。
取引事例比較法とは、販売物件と条件が似ている物件の成約事例を参考にして価格を決める方法です。例えば、同じ駅にある成約事例「マンションA」の価格を100ポイントとします。今回販売する「マンションB」は、駅からの距離が若干遠いのでマイナス5ポイント、方位は真南なのでプラス5ポイント、梁の多い間取りなのでマイナス5ポイントというように、比較しながらポイント計算をして価格を決めていきます
(カエルホームズ 木津雄二さん)
※原価法とは、物件を取り壊して同じ建物をもう一度建てた場合の価格から、築年数に応じた減価修正をして価格を決める方法。
※収益還元法とは、賃貸に出した場合の利回り等を考慮して価格を決める方法。
とは言え、一口に取引事例法では決まらないのが古民家の奥深さ。
所有者さんの意思
空き家バンクや不動産に物件がでていたとしても実際は、「物件を売るつもりがない」という所有者さんもいるんです。
家族に押し切られて物件の売却に向けて上記サイトへ登録したとしても、やっぱり先祖代々引き継いできた大事な家を手放すのは心苦しい…という方の場合、
相場に関係なく価格を上げ、なかなか売れないようにすることも。
また、反対に税金・家のお手入れ等現実問題から「なるべく早く家を手放したい!」という所有者さんもいるんです。
そうなると以前話題になった0円物件となったり、0円では無くても破格価格で売りに出ていることがあるんです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
古民家価格と言っても実際は所有者さんの気持ちで決まってしまうのがほとんどで、古民家に「相場」はあまりないのが実際のところ。
(※「空き家バンク」における古民家の販売物件数は約4割が500万円未満だが明確な基準によるものではない。)
価格ももちろん大事ですが、自分の将来像に向けて住みたいエリア、地区を事前に決めておいて、物件を調べていくのがおすすめです!
また、ネットでの検索が主流ですが古民家は特に実際に自分で見て、改修すべき箇所、周囲の地域の様子、地域の人の様子を事前に知っておくことが重要です。
価格だけでの判断はせずぜひ一度現地視察をおこないましょう。地方ではお試し移住のようなサービスを行っているところも多く、私が住んでいる岡山県新見市でもこのサービスがあります。
一度実際に長期滞在してみて地域を、物件を視察して、有意義な田舎暮らしができる準備をしましょう。
気になる方はぜひ新見市移住交流支援センターまでお問い合わせください。