乳用山羊で6次産業化に挑戦!新見のまちの小さな牧場 ♪さーちゃんミニヤギ牧場

さーちゃんミニヤギ牧場

いま農業で最も旬なキーワードが 六次産業化

この言葉・・・皆さんもニュースや新聞で一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。六次産業化というキーワードを聞いて「ん?何のこと?」と疑問に思った方は、別の記事でも紹介しておりますのでこちらをご覧くださいね。

加工品製造で農業が“生業”ナリワイに化ける?!

そんなホットな話題をもとに、今回は新見のまちで六次産業化に挑戦する若きヤギ牧場オーナーを取材しました!

市街地から車で10分、人気のない山間をず~っとくぐり抜けた先にこの牧場はあります。目立った看板もないため、下手をすると見落としてしまうくらいの隠れ家的な山羊牧場です。

さーちゃんミニヤギ牧場看板

ここのオーナー定岡さん(さーちゃんは愛称!)は、生まれも育ちも生粋の“新見びと”。きっかけは、田畑の管理を全て請け負っていたお父様が11年前に海外出張となったこと。農地がどんどん荒廃していく様子を見かねたオーナーが、荒廃地除草を目的として山羊の放牧を始めたことからスタートしたんだそうです。
一頭の山羊から始めた放牧も現在は20頭。現在は他にもポニーや烏骨鶏、ミツバチの養蜂も行っておられます。

牧場風景

もともと除草目的からミニヤギだけを飼育されていましたが、4年前から「チーズ作りに挑戦したい」と思い立ち大型の乳用山羊を導入!

そして、導入した翌年から搾乳した山羊乳を利用した加工品製造に着手をされました。もちろん飲食物の製造販売を行うためには製造許可がいります。定岡さんは、保健所に通い繰り返し相談を行ったそうです。最初はプリンの製造からスタート、同時にカフェ営業も開始されたこともあり、菓子製造業飲食店営業の営業認可を同時に取得。

少し軌道に乗った一昨年に、チーズ工房を増設!そしてようやく昨年11月にチーズ製造のための乳製品製造業の認可を取得されました。

これらに並行して、チーズ製造のための事業拡大に向け資金集めにも奔走。

銀行の借り入れに加え、新見市独自の支援制度にあたる新見市中小企業支援事業補助金の活用も行い約1000万円の資本を用意されたということです。

定岡さんが情熱を燃やし作り上げたお目玉のシェーブルチーズ(山羊のチーズ)!!

出来上がったばかりのチーズ

今は、乳用山羊の飼育数が少ないため製造数がとっても数少ない幻の商品なんです。そのため、インターネットでの販売は差し控えておられるそうで、店頭販売のみとなります。

その他の商品はさーちゃんミニヤギ牧場のHPから注文できますので覗いてみてくださいね!

実は今回、この貴重なチーズをご試食させていただいたのですが・・・塩味がしっかり効いた濃厚な風味で、ワインや料理にとてもマッチングしそうなお味でした (^^)

さらにこの夏、新見市内にCAFÉ&BARをオープンさせる予定だそう・・・
ここに来ればもちろん♪幻のサーちゃん特製シェーブルチーズが待っていますよ。

定岡さんの挑戦はまだまだ続きます!!!

オーナー定岡さん

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