こんにちは。
今回は、間もなく子どもたちの夏休みが始まるということで、東京から新見市にUターンしたママライターが感じた都会と比較した“田舎の夏休み事情”について書いてみようと思います。
学童クラブ漬け?!都会っ子の現実
共働き家族には悩ましい子どもの夏休み。働く親が増え続けている現在、都心部では学童保育が頼りの綱となるご家庭がほとんどではないでしょうか。
学童保育とは、親が共働きで働いていて放課後を一人で過ごさなくてはいけない子供を預かる施設のこと。主に各市町村の自治体が運営し、「学童クラブ」とも呼ばれています。
最近まで、小学三年生までの低学年を対象としていましたが、2015年から小学校6年生まで預けられるようになり、その利用者もますます増大しています。
かくいう、わたくしも都心部で生活していたころは、学童保育に頼りっきりでした・・・。夏休み中の学童保育は、朝8時から子供を預かってくれ、帰りは通常の学童と同様18時(※勤務状況によっては19時まで延長可能)まで見てもらえます。夏休み期間は、学校との連携もあるので学校のプール時間になると、学童の子供たちも学校のプールに移動します。また学校内の図書室や他教室で読書や自習をして過ごすこともあります。午前中を学校で過ごしたあとは、学童に戻って昼食をとります。昼食は、家から持参したお弁当を食べます。午後からは、いろいろなプログラムのもと遊びに興じます。計画や準備を友達同士で行ったりもするため、こうした時間の過ごし方を考えると、夏休み中、時間を持て余し四六時中家でゲームをして過ごす子供より充実した時間を過ごすことができると言えるでしょう。
祖父母の強力サポート付!田舎っ子の悠々夏休み
田舎の子ども達は、都会ほど学童クラブを利用していません。これは、祖父母と同居している、もしくは祖父母が近くに住んでいるため、働く両親に代わって祖父母が面倒を見てくれるとういう背景があるからです。また、田舎では祖父母世代が孫世代の面倒を見ることは当たり前と考えている方も多く、少子化のせいもあってか子どもを地域全体で育てようという意識も高いと感じますね。
夏休みになると、プールとサマースクール(学校での自習時間、特別授業時間)以外は自宅で過ごさなければならないため、両親の不在時はそのほとんどを祖父母の家で過ごす子どもの割合が多くなります。とは言え・・・田舎には遊ぶための自然がいっぱいです♪川遊びに虫取り、夜は満点の星を眺めながら花火に野外キャンプ等々!飽きることなく友達と戸外で遊んでいる子どものほうが多いかもしれません。
お盆には都心部から帰省してくるこどもたちも多く、都会っ子も田舎っ子も一緒になって田舎の夏を楽しんでいる光景も見られます。その間も祖父母世代が両親に代わって子ども達を見守ってくれています。子どもたちの送迎も自分の車で難なくこなしてやってくれる田舎のおじいちゃん&おばあちゃん! なんとも心強い助っ人ですね!
このように田舎っ子たちはおじいちゃん、おばあちゃんのサポートのもと夏休みを悠々自適に満喫している子が多いようです。
このように都会っ子と田舎っ子の夏休みの過ごし方には、大きな違いがあります。
働く親にとって、“夏休み”という名の“子どもの長期休暇”は祖父母のサポートをもらえるか否かで大きく変化します。実はそうした理由から、都市部で生活する親たちは、夏休みの時だけ田舎の祖父母のもとへ子どもを預けることもあります。田舎でのびのび生活させることで、より充実した夏休みを子どもたちに過ごしてもらいたいという親の想いからでしょう。
今の子ども達は、田舎っ子も都会っ子も学校以外の習い事や塾などに通っている子が大半で、毎日多忙な日々を送っています。だからこそ夏休みくらい、普段できない情操教育や自然体験をさせてあげたい・・・そう思う親は多いのではないでしょうか。
もちろん、ここに挙げたことが全ての事例ではありません。都市部でも充実した夏休みを送っている子ども、一方田舎でも夏休み中ゲームに明け暮れてしまう子どももいます。
子どもに充実した夏休みを・・・と願うなら、そのための環境整備をしてあげることが一番かもしれません。ただ、そのための素材が田舎には多く眠っていると言えるのかもしれませんね!