空き家を所有者さんから直接借りたい!
貸主側、借主側それぞれの手続きについて解説します。
前回、個人間契約での空き家の売買について、説明しました。
今回は、新見市空き家バンクにも掲載のある賃貸物件について、個人間では実際どのような手続きが必要なのか、引き続き有限会社ササキの担当Mさんに伺い、貸主、借主でどのような手続きをしていけばいいのかを伺ってきました。
空き家を賃貸するまでの流れ
nami
賃貸の空き家を探している人がいるとします。
借りたい家を見つけたとしたら、、、
現地確認
↓
入居申込・家主審査
↓
契約
↓
初期費用支払い
↓
引渡・入居
という、流れになるかと思います。
が、当たり前かもしれませんが、仲介がいないので全て自分たちでしないというのがポイントです。
担当Mさん
個人間で賃貸契約する際のポイント〜貸主側〜
nami
個人間で空き家を借りる際に、契約書の作成は必須ですか?
民法で諾成契約といいますが、契約書の作成は必須ではありません。
たとえば、知り合いに「住んでもいいよ〜」と本人同士の合意があれば貸すことが可能です。
ただし、賃貸での一番のトラブルは返す時(現状回復)です。国土交通省の指針があるので、それを理解し状況に応じて契約書に書いておかないと、返す時にトラブルになる可能性があります。
たとえば、生活における傷(冷蔵庫などの床のへこみなど)は貸主負担ですが、ペットなどが傷をつけた場合などは借主負担になります。
きちんと双方で話をした上での契約書を作成しておくといいですね。契約書には、退居時の部屋のクリーニング代の目安を明記したり、連帯保証人(保証の限度額)を設定するなど、トラブルになりかねない要項は予め取り決めた上で賃貸の契約書の作成をしたほうがいいです。
担当Mさん
nami
ウェブ上でひな形があるので、ご自身で作ることもできますが、素人だとなかなかわからないことも多いと思います。不動産業者でも作成しますが、うちの場合は要相談ですね。笑
担当Mさん
個人間で賃貸契約する際のポイント〜借主側〜
nami
基本的には、通常の賃貸契約と一緒なので、契約内容にのっとった常識的な生活をすればよいと思います。ただ、空き家バンクの物件だと敷地が広かったり、農地があったりし、管理が大変なので、自分に見合った賃貸を選ぶことをオススメします。
担当Mさん
nami
空き家の紹介をしていますが、個人間契約の手続きについては知らないことがたくさんありました!
なんとなく頭の中にあった疑問が、すっきり解決しました。もし、今後このような質問を頂く場合があれば、きちんと説明することができそうです。
このような機会を頂いたことで、これからの案内におおいに役立つ内容でした。
移住アドバイザーとしてのレベルがアップしたように感じます!
スタッフの知識も少しずつアップデートさせて、移住希望者様によりよいご案内ができるよう努めてまいります!