かわいい子には旅をさせろ!山村留学でココロもカラダも強い子に!

皆さんは、子どもだけ田舎に移住させる「山村留学」をご存じですか?

留学と聞いて真っ先に“海外留学”を思い浮べた人が多いのではないかと思いますが、なんと今、この“山村留学”が人気を集めているというのです。

“山村留学”では子どもが親元を離れ、一年を通じて(基本は4月から翌年3月末まで)、合宿センターや受け入れ先の家庭で共同生活を送りながら田舎の里山で暮らします。自然と向き合い共同生活をする中で、都会の生活では得られない経験を豊富に体験し、子どもたちに“人間としての感性”や“自立心”、“思いやりの心”を育んでいくのです。

こうした留学制度が人気を集めているということは・・・裏返せば、都会生まれ都会育ちの子ども達は、本来生活の中で学んでいく“生きる力”を養うことが難しい環境下にいるということの表れなのかもしれませんね。 田舎の風景

山村留学中は、留学先の学校で地元の児童・生徒と一緒に学習します。そのため、受け入れる側の自治体、特に少子化・過疎化が進んでいる山村地域にとっては、一時的に子どもが増えることもあって学校運営が継続できるという大きなメリットもあります。

山村留学を受け入れる市町村では、都会と違い、児童生徒数も少ないため、異学年や地域との交流が沢山あります。また、少人数のため(1クラス10人未満といった学校も数多くあります)一人一人の参加率や理解度がとっても高いんですね。授業でも発表のチャンスが沢山まわってくるので、ぼーっとしている暇はありません!

さらに、都市部だと選抜制となるスポーツ系の記録会や 作文や絵画などのコンクールも人数が少ないため全員参加です。

総じて、とかく“自分が主役”というシーンが数多くあり、子どもたちは必然的に自身で学んでいくしかないのです。 “生活そのもの”が“学びの場”となる小学生にとって、こうした経験は未来の糧を蓄える貴重な体験となり得ること間違いありません。

教室

学校が長期休暇に入る夏休みや冬休みになると子ども達は親元へ帰っていきますが、この時にほとんどの親御さんたちが子どもの成長ぶりに感嘆の声をあげられるそう。

四季の変化を五感で感じられる環境の中で1年間過ごす生活には、新たに築く友達や先生との関係から学ぶことも多く、また一定期間、実親と離れた生活にチャレンジすることで自立心を育み、お互いの存在のありがたさを再認識するきっかけにもなります。

子ども自身の留学したいという強い想いから始まる山村留学ですが、中には親の方が山村暮らしの魅力に惚れ込んでしまって、家族で移住を決断される方もいらっしゃるのだとか・・・。

こんなに素晴らしい制度!
気になる費用は、ホームステイ、寮など留学のパターンによって異なってきますが、月額で35,000円~80,000円くらいの範囲になるようです。また、月謝とは別に学校関係費用(PTA会費、給食費など)は、別途かかってくるケースもあります。

希望の道

「自立」「クリエイティビティ―」「人間力」「コミュニケーション」今からの時代に必要となってくるこれらの素養をまるごと学ぶことができる”山村留学”!

新見のまちにもこんな制度ができたら、もっと関係人口が増えて面白くなるのになぁ。

そんなことを考えつつ・・・つぶやいてみたのでありました。

詳しくは、全国山村留学協会が発行「全国留学ガイドライン」をご覧くださいね!http://www.sanryukyo.net/guide/book.pdf

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