自然と共に生きる〜春の過ごし方〜

春は自然の芽吹きがたくさん!
冬に溜め込んだ毒素をデトックスする絶好の季節です。

 

桜が咲き始める3月辺りから、暖かな陽射しが届くとやっと春がきたな〜とホッとします。

そんな、春は山々の植物が芽吹き始める時期。

道端に目をやれば、ツクシやタンポポ、ヨモギなどの植物が、山ではフキノトウやコシアブラ、タケノコなど、さまざまな植物が春のを待っていたかのように顔を出してきます。

昔から春の山菜などを採っては食べるという習慣が田舎にはあります。

例えば、ツクシは佃煮。ヨモギは、草餅にしたり、お茶にしたり。フキノトウやコシアブラなどの山菜は、天ぷらをはじめ、佃煮や味噌にして保管したり。

そんな春の植物たちに、デトックス効果があるのをご存知でしょうか?

下記の記事にも少し触れているので、この記事と合わせて読んでみてください。

春の山は幸せいっぱい!ここは山菜パラダイス!

 

最近はパソコンやスマホの使いすぎで、脳や目も疲れ気味、、、

喧騒とした時間から少し離れて、自然に目を向けるとなんだか癒されます。

特に暖かな陽射しが注ぐ春は、凝り固まった身体を起こしてくれる絶好の季節です!野山に分け入って身体を動かし、山菜などを食してデトックスしましょう!

身体がだるい原因?

冬の間、体には老廃物が溜まりがち。

代謝を行う際の老廃物が体内に蓄積されていくと、冷えやむくみ、肩こり、肌荒れなど体の不調が起こりやすくなります。

これらの老廃物は汗や尿として体外に排出されますが、冬場には以下のような理由で体外に排出されづらくなります。

・寒さによって体の代謝機能が落ちる
・寒くて家にこもりがちになるので体を動かす機会が減り、結果的に他の季節に比べて汗をかかなくなる
・夏に比べて水分をとる量が減るので、老廃物が尿として体の外に出ることが少なくなる

結果、体の中に老廃物がたまってしまい、体の不調が起こりやすくなります。

これらの老廃物を排出する作用があるのが、春野菜などに含まれるデトックス成分「植物性アルカロイド」です。

代表的なものに、たらの芽・ふきのとう・ウドなどに含まれる春野菜の苦味成分がそれにあたります。

デトックス効果があるとして最近話題の成分です。

この成分は腎臓の機能を高める効果が期待できるため、腎臓のろ過機能が高まり新陳代謝を活性化させてくれると言われているそうです。

春先に山菜を食べることで、冬の間に貯め込んだ余分な脂肪や老廃物を出してくれるので、体にとっても理にかなっているのですね。

それでは、デトックス成分を豊富に含んだ定番の春野菜5種を紹介していきます!

たけのこ

春先から食卓に並ぶたけのこは、だしで煮てかつお節をかけて食べたり、天ぷらにしても美味しい春の食材!

たけのこに含まれる代表的なデトックス成分は、「カリウム」と「食物繊維」。カリウムはミネラルの一種で、体内の余分な水分やむくみの原因になるナトリウムを排出する作用があり、血圧を調整してくれます。

また、食物繊維は根菜や雑穀などに豊富に含まれる成分で、腸内の老廃物を吸着して体内に排出する効果があります。

たけのこに含まれるカリウムはゆでても減りにくいのが特徴で、エグ味があるので糠などで茹でると美味しく食べられます。

里山の暮らしの楽しみ 〜タケノコ編〜

菜の花

菜の花はほんのりとした苦味が特徴で、お浸しやパスタなど春の味を感じられる食材です。

菜の花に含まれるデトックス成分は、肝臓の解毒作用を高めてくれる「硫黄化合物イソチオシアネート」と、腸内の老廃物を排出する作用がある「食物繊維」。また、体内の余分な水分を排出する作用がある「カリウム」も豊富に含まれています。

おすすめの食べ方は、菜の花の胡麻和え。菜の花とゴマに含まれるカリウムをダブルで摂取することで、むくみの原因になる体内のナトリウムの排出を助けてくれます。

春の贈り物「菜の花」を使ったレシピ

ふきのとう

爽やかな香りと苦味が特徴のふきのとうは、おひたしや天ぷらの他に、細かく刻んで味噌に混ぜ込んだ「ふきのとう味噌(ふき味噌)」として食べたり、ちょっぴり大人な味わいの山菜。

この苦味を作るのが、先ほどご紹介した「植物性アルカロイド」。その他にも、体内の余分な水分の排出を助ける「カリウム」や、腸内の老廃物を排出する作用がある「食物繊維」が豊富に含まれています。

ふきのとうはゆでると、ビタミンやミネラルなどの栄養価が流れ出てしまいやすいので、調理は天ぷらがおすすめ。天ぷらにすると苦味を抑えられるので食べやすく、栄養を逃すことなく摂ることができます。

タラの芽

タラノキの若芽のことで、「山菜の王様」とも呼ばれています。

タラの芽にはタンパク質やミネラル、ビタミンE、食物繊維などが豊富に含まれています。
苦み成分のエラノサイドは、糖の吸収とインスリンの上昇を抑える効果があり、ダイエットにも効果的です。βカロチンも含むので、風邪や花粉症予防にも効果が期待できます。

木にもトゲがあるのですが、摘んだ若芽の株にもトゲがあるので、取り除いて調理します。アクが少ないので、さっと茹でて、煮物や和え物にしたり、そのまま天ぷらにすれば、春の訪れを感じられます。

 ぜんまい

ぜんまいは、ポピュラーな山菜の一つです。

美容効果のあるぜんまいは女性におすすめです!
カリウムが豊富に含まれており、毒素を排出する効果やむくみ解消にも効果があります。

アクが強いので、重曹でアク抜きをしてから調理します。和え物やおひたし、煮物など、さまざまな料理でいただけます。茹でたものを乾燥させたものは、保存食としてもよく使われます。

余談ですが、私はぜんまいの油炒めが昔から好きで、一歳ごろから手づかみで食べていたそうです(笑)

 

田舎で過ごす春には、食べることで不調を改善させてくれる、食材が豊富です。
たくさんの自然の恩恵が受けられる田舎暮らしの特権かもしれませんね。

春先に「体がだるいな……」と思ったら、この記事で紹介した野菜や山菜を食べて、元気な体を取り戻しましょう!

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