田舎暮らしの救世主!移動スーパーマーケット“JAあしんふれあい号”の活躍♪

JAあしんふれあい号

千屋牛のテーマソングとともに田舎道を走る一台の軽トラック。

その荷台にはぎゅうぎゅうに食料品や日用品が積まれている。JAあしんの移動購買車「JAあしんふれあい号」がやって来たのだ!

都会で農業とは無縁の生活をしていると、全く関わることのない農協さんですが、岡山県新見市では、農業を営んでいない住民にとっても、とても身近な存在なんです。今回はそんなJAあしんの購買部門が開始した、新しい事業形態“移動購買車”を紹介します。

JAあしんふれあい号ロゴマーク

2017年3月、新見市移住交流支援センターの横にあり、新見市の中でも比較的山の奥に位置する神郷油野地区のJAあしん営業所(小売りスペース併設)が閉所。遂にこの地区で小売販売を営む店舗が消滅してしまいました。

喫茶店もない、お店もない、コンビニもない、どこにも行く場所がないこの地区の高齢者の方たちは、自然な流れでこの小さな営業所にやって来ていました。買い物目的ではなく、地域の人たちとの触れ合いや接点を求めてやってきていたのです。都会と違ってお店が沢山ない田舎において、ここは憩いの場・・・。都会の高齢者の方たちが朝早くデパートが開店する入り口前で待っている光景とよく似ています。一人、また一人と近くの老人たちがおしゃべりのためにやってくる、こうしたコミュニティスポットがなくなってしまったのです。

田舎では公共交通機関の利便性が高くないため、車の運転ができなくなった高齢者は、即座にその行動範囲を制限される結果となります。今までは好きな時に車を走らせて市街地の病院やスーパーへ出かけることができていたのに、突然その手段が断ち切られるのですからその困難はみなさんも想像に易いでしょう。少子高齢化がすすむ中山間地域では年々、地域から日常の食品や日用品を購入する店舗が消滅。食品など日常の買物に困難を感じている人、いわゆる買物弱者は、日本全国でおおよそ700万人にものぼり、その数は年々増加していると言われています。

巷では、店舗まで足を運べない人が日々の食料品を購入する手段として、ネットスーパーが活用されていますが田舎ではほとんど普及してないのが実状です。スマホもパソコンも使えないという高齢者は多いですし、ネットスーパーのサービス対象外エリアにあることがほとんどだからです。

買い物難民

ましてやエリアごとに点在するJAの営業所は農家の生活すべてに関わるとっても重要な役割を担っています。金融、信用事業(JAバンク)から共済(JA共済)保険のようなものまで幅広く行っているため、居住する地域からその機能がなくなることは住民に大きな変化を及ぼすことになります。特に田舎では農協しか頼るところがないといった地区も数多く存在していて、ここ神郷油野地区にも例外なく大きなダメージを受けることになりました。

しかしそんな悲しいニュースを払しょくすべく、JAあしんは、営業所閉所の代替サービスとして移動手段の確保が難しい地域のお年寄りらの買い物支援につなげようと移動購買車の運行スタートさせたのです。軽トラックの荷台を改造し、陳列棚や冷蔵・冷凍スペースを設置した専用車両1台を約380万円かけて導入。同JAが運営するAコープと連携し、野菜、肉、魚、卵、総菜、パン、菓子、アイスといった食品をはじめ、調味料、洗剤、ごみ袋など取り扱う商品は約500品目!販売価格は同組合が運営するスーパーマーケット“Aコープ”の通常店頭価格と同じというのだから安心ですね。巡回エリアは神郷油野地区以外に、石蟹、足見、神郷高瀬、哲多町花木、上市と新見市全域各地区で、公会堂などに出店場所を確保しながら営業されています。

JAあしんふれあい号

スーパーに行くことができなくなった高齢者たちに、買い物の楽しみを提供し続ける。

「自分の好きなものを選んで買う楽しみ♪」

このワクワク感が、高齢者たちの“生き生きした暮らし”を支えていることは言うまでもありませんね! JAあしんふれあい号はそんな使命感を持って新見のまちを走り続けています♪

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